ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第476話 1993年高松琴平:旧型車依存症候群(その8)

2日目の琴電は、朝のうち房前近辺で撮影し、そのあとは春日川に移動しました。房前のあたりは本当に風光明媚で、長尾線とは対照的です。しかし、せっかく景色が良いのにまともな撮影場所がありません。

 

1.38+37 (原~房前:1993年12月)

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 この写真は軌道脇から先程撮影していた堤防方向を撮ったものです。コンクリート製の架線柱がイマイチですが、山の形も奇怪で風光明媚な場所です。

 

2.32+31 (房前~塩屋:1993年12月)

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 この写真は、房前駅のホームから塩屋方向を撮影したものです。写真では軌道が右方向に大きくカーブしています。このカーブの先は半島を迂回するため海沿いの断崖に出ます。ところが、地図を見ると隣駅の塩屋へは、このまま直進した方が線形も単純で距離も短い様に思われます。路線の用地買収が困難だったのか、しかしながら、海沿いのルートになったので、良い撮影地になりました。

 

3.38+37 (房前:1993年12月)

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 ここは房前駅です。かつては交換駅だったのか、複線スペースと相対式のホームが残っていました。

 

4.22+21 (原~房前:1993年12月)

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 20形の2連が来るので、護岸壁に登って撮影しました。朝陽を浴びてスーツ姿が目立ちますが、幸い日曜日の早朝なので人通りもなく、電車もすいていたので、注目されたのは電車の運転士さんくらいでしょうか。

ところが、せっかくの20形でしたが、海も山も中途半端な構図になってしまいました。房前では、陽の向きが厳しくなってきたので、撮影場所を移動することにしました。

 

5.32+31 (潟元~春日川:1993年12月)

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 移動先は毎度の春日川です。この日は満潮だったので川底は露出せず、水面に列車が映るベストなタイミングでした。

 

6.32+31 (潟元~春日川:1993年12月)

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 志度線では、この時間帯の陽の向きを考慮すると、この場所くらいしか撮影ポイントがありません。しかも、来る列車は30形ばかりです。たしか、20形の2連が1本走っていたはずですが入庫したのか、なかなか現れません。