ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第466話 1988年鹿島:懲りない気動車三昧(その5)

そろそろ梅雨入りの時期でしたが、この日は夕方になっても晴天が続き、思い切って霞ヶ浦の夕景を撮影することにしました。日中は霞んでいた筑波山も、夕陽に照らされてシルエットが現れました。

 

1.キハ600形 (玉造町~浜:1988年6月)

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 列車はキハ600形ですが、まだ陽が高く、中途半端な逆光写真となりました。やはり逆光撮影は難しいです。

 

2.キハ600形 (玉造町~浜:1988年6月)

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 期待したのは、前方の筑波山をシルエットに霞ヶ浦の水面が輝く夕焼けですが、まだ時間が早かったようです。ここで問題は、列車本数が少ないので、日没間際でタイミング良く列車が来るかどうかです。太陽もどこに沈むかわかりません。

 

3.キハ430形 (玉造町~浜:1988年6月)

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 続くキハ430形は、筑波山のシルエットが写り、少しまともな写真になりました。しかし、まだ夕景とは言えません。

 

4.キハ430形 (玉造町~浜:1988年6月)

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 この写真はこれでよいのかも知れませんが、本命は夕焼けです。太陽は筑波山の右脇に沈みそうです。雲はなく、このまま日没までもてば、確実に夕焼けになるはずです。

 

5.キハ600形 (玉造町~浜:1988年6月)

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 そして、3度目の正直は、なんとか夕焼けが撮れました。こうなると車両は何でも構いませんが、古老のキハ600形でした。

 

6.キハ600形 (玉造町~浜:1988年6月)

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 日没間際の際どいタイミングでしたが運よく間に合いました。しかし、本当の夕焼けはこの後でした。少々心残りで撤収です。

さて、この翌年には新車が登場します。その新車がNDCであることを知ってしまい、正直ガッカリでしたが、これも世の流れなのでしょう。この事実を真摯に受けとめ、キハ710形の追っかけが始まります。