ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第1171話 1994年野上:撮影禁止令布告(その4)

朝のラッシュが終わり、日方に戻りました。今回は車庫の様子です。しかし、この頃になると、車庫内の立ち入りは許可されず、日方駅、列車内の「撮影禁止令」が布告されていました。ならば、車庫の外から撮影です。

 

1.モハ31+モハ32 (日方:1994年2月)

この日は土曜日だったので、ラッシュ時の2連は1本しか運行されず、この元阪神の明かり窓コンビはお休みでした。正直、どこまでが日方駅なのか、よくわかりませんでしたが、勝手な解釈で、撮影させて頂きました。

 

2.日方構内全景 (日方:1994年2月)

ここから先は立ち入り禁止!!連絡口から車庫を覗くと、こんな感じでした。モハ27とデ13以外の車両が昼寝中です。この光景もまもなく見納めです。

 

3.モハ25+モハ26、デ11 (日方:1994年2月)

車庫に入れないので仕方なく、頑張ってズームで撮影です。この電車たちはいずれも先ほどまで走っていました。

 

4.クハ104、モハ24 (日方:1994年2月)

クハ104とモハ24(アーモンドチョコ)は、車庫の奥に突っ込まれていました。クハ104はもう使われていないようです。モハ24は、やはりアーモンドチョコ塗装のまま最後を迎える様です。

 

5.モハ25+モハ26 (日方:1994年2月)

さて、野上電鉄が廃止されると、これらの車両はどいうなってしまうのか?野上電鉄は会社解散となるので、会社として車両を保存する余裕などあるわけがありません。願わくば、地元の自治体や有志者に1両でも多く引き取ってもらいたい・・・。

 

6.モハ27 (日方:1994年2月)

あと1か月少々で野上電鉄は廃止となり、会社自体が解散となります。この日はまだ、サヨナラムードではなく、マニアの姿もほとんどありませんでしたが、3月になるとマニアが押し寄せました。私もその一人ですが、なにやらマニアと電鉄が不穏な雰囲気になってきました。