ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第1170話 1994年野上:撮影禁止令布告(その3)

野上電鉄の廃止まで、残すところ1か月ほどでしたが、この日は意外にもマニア風の人を見ませんでした。いつもと変わらぬ日常を撮影できたので、それは結構なことですが、誰からも相手にされていない様で、逆に哀れに思いました。

 

1.モハ27 (動木~野上中:1994年2月)

こんどは撮影場所を少し下って、動木周辺の渓谷です。モハ27が再び現れました。この渓谷周辺は以前からさんざん撮影をしてたので、何か変わり映えを求めて、周辺を歩き回りました。お陰で動木の地形に詳しくなりましたが、何の役にも立ちません。

 

2.デ13 (動木:1994年2月)

ここは動木駅です。少し高い場所から見ると、模型を見ているようです。カーブしたホームの先には小さな鉄橋があり、猫の額の様な構内には、小さなき電変電所がありました。

 

3.デ13 (動木:1994年2月)

窮屈な駅に小柄なデ13がお似合いです。動木駅の周辺は狭い平地に住宅や農地が密集しており、独特の景観でした。最近はこのような地形を見ると、自然災害が気になってしょうがないのですが、この辺りは大丈夫なのでしょうか?

 

4.デ13 (動木~野上中:1994年2月)

動木駅を俯瞰した場所から渓谷をズームすると、先ほどのデ13が見えました。その傍らには無駄な投資に終わったコンクリート柱が転がっています。これは転用されたのか?

 

5.モハ27 (動木~野上中:1994年2月)

この日は、モハ27が日中の運用に残った様です。ならば、夕方までモハ27を追いかけたいところですが、天気予報は午後から雨。天気の良いうちに撮影です。

 

6.デ13 (動木~野上中:1994年2月)

新たな撮影場所を求めて、あちこち歩き回ったあげく、結局河原に降りてしまいました。この時期は水量が少なく、河原でも撮影が可能でしたが、この場所では以前にも同じような構図で何回も撮っています。そろそろ飽きてきたので日方に戻ります。