ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第247話 1988年栗原:運ぶものがない!!(その4)

鶯沢近くの田園地帯で水面に映る電車の撮影を続けました。

霞のかかった山並みが眠気をそそります。昨晩の夜行列車の疲れが出てしまい、撮影の合間に、畦道でうたた寝をしそうなほど心地良い日でした。

 

1.M152 (松尾~鶯沢:1988年5月)

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しかし、居眠りしている場合ではありません。一枚一枚が大切な記録です。

五月晴れの大変のどかな光景です。絵に描いた様な春の淡い色合いですが、この様な写真を撮るたびに、カラー写真で良かったと思います。

 

2.M152 (松尾~鶯沢:1988年5月)

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 M152はこの光景にピッタリの車両でした。少々塗装色がどぎつい感じですが、金太郎塗りがなんともローカルな雰囲気で、何より栗原電鉄は車体広告がないので、どの列車が来ても当たりはずれがありません。

 

3.M152 (松尾~鶯沢:1988年5月)

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 今回も気合のハンド・ドライブで夢中になって連写しましたが、勢い余って水面に映る車体が切れてしまいました。

 

4.M153 (松尾~鶯沢:1988年5月)

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 今度は、少し離れた場所から望遠で狙ってみました。本来であれば後方の尖がった山のさらに後方には栗駒山系がしっかり写るはずですが、やはりガスってます。

 

5.M153  (松尾~鶯沢:1988年5月)

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 背景が霞んでいますが、よーく見ると後方は残雪の栗駒山です。ガスってなければ素晴らしい写真になっていたはずです。

 

6.M153  (松尾~鶯沢:1988年5月)

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 結局この日はますますガスがかかり、栗駒山は姿を現しませんでした。