ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第411話 1988年岩手開発:これぞ鉱石輸送の原点(その4)

今回は長岩鉱山の石灰石積込み作業の様子です。

長岩鉱山は結構大規模な鉱山です。石灰石の埋蔵量はまだまだたっぷりあるようで、そろそろ新しい機関車の話しもチラホラ・・・。最近はやりのベルトコンベアにならないことを祈るばかりです。

 

1.DD5651牽引の石灰石積込み作業 (岩手石橋:1988年8月)

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 長岩鉱山の鉱石積込み場は、岩手石橋駅に隣接していました。どちらかと言えば、長岩鉱山の敷地に岩手石橋駅があると言った方がよいです。

 

2.長岩鉱山鉱石積込み場と岩手石橋構内全景 (岩手石橋:1988年8月)

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岩手石橋駅から少し歩くと、この様に鉱石積込み場が俯瞰できる場所があります。

写真の左側が石灰石の砕石場で、中央の大きな建物が鉱石積込み場です。ちょうど貨物列車が石灰石の積込み最中です。写真の右側に写る線路は本線で、この線路の先にスイッチバックがあります。

空車列車は、岩手石橋に到着するとそのまま鉱石積込み場へ入線します。そして、写真の様に鉱石積込み場を通りながら石灰石の積込みを行います。

 

3.DD5651牽引の石灰石積込み作業 (岩手石橋:1988年8月)

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この写真は空車貨物を牽引して岩手石橋に到着したDD5651ですが、岩手石橋はスイッチバックで折り返した場所にあるため、山登りの最後は推進運転で到着します。そしてそのまま推進運転で貨車を鉱石積込み場に押し込みます。

 

4.DD5651牽引の石灰石積込み作業

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鉱石積込み場では、何両かまとめて石灰石を貨車に積込みながら移動します。

 

5.DD5651機回し作業 (岩手石橋:1988年8月)

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全ての貨車を鉱石積込み場に押し込むと、機関車は切り離されて機回し線に入り、最後部の貨車の方に移動します。

 

6.DD5651機回し作業 (岩手石橋:1988年8月)

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こんどは、こちらの貨車に機関車を連結し、積車となった貨車を推進して鉱石積込み場から押し出します。単調な作業ですが思わず見入ってしまいます。