ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第913話 1994年加越能:先行きが微妙な頃(その2)

万葉線の車両は、デ7000形導入前は、富山地鉄のデ5010形を譲受したり借用したり、富山地鉄との車両のやり取りがありましたが、結局、自前のデ7000形が増備され、富山新港が建設されて射水線が分断されるとると、万葉線に残ったデ5010形は6両となり、その内のデ5022が廃車後に除雪車として残りました。

 

1.旧デ5022 (米島口:1994年10月)

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 さて、今回も除雪車となった旧デ5022をしっかり撮影しました。この時は、快晴だったので、良い形式写真が撮れました。

 

2.旧デ5022 (米島口:1994年10月)

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 旧デ5022には、車両の両端にスノープローが装着されており、完全に除雪車となっていましたが、越ノ潟寄りには大きいスノープローが付いていました。こちらは、鉄道線の除雪がメインなので大きいスノープローなのだと思います。

 

3.旧デ5022 (米島口:1994年10月)

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 側面は何ら改造を受けておらず、ほぼ原型ですが、もう旅客車ではないので、かなりくたびれていました。

 

4.旧デ5022 (米島口:1994年10月)

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 高岡寄りは、小さいスノープローが付いていました。こちらは軌道線の除雪がメインとなりますが、軌道線はグレーダ付きのトラックを使用した除雪がほとんどだったようです。

 

5.旧デ5022 (米島口:1994年10月)

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 旧デ5022の締めは、綺麗な形式写真です。

 

6.旧デ5026 (米島口:1994年10月)

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 そして、もう1台忘れてはならない旧デ5026のダルマです。こちらは、そのうち朽ち果てそうでした。

 

7.新しい除雪車6000 (米島口:2014年8月)

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 この写真はオマケですが、2012年に導入された新しい除雪車です。見るからに華奢な車両の様ですが、導入当初は脱線したり、故障で肝心な時に使用できなかったり、不安を抱えた車両でしたが、その後はどうしているのか?この撮影は2014年でしたが、不安を払拭できなかったのか、実はまだ旧デ5022がいました。