ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第933話 1993年大井川:旧型5連のシーズン到来!!(その4)

さて、SLの撮影は失敗しても5連の撮影は失敗できません。5連の千頭折返しは、鉄橋で撮影です。5連は長いので、下手に連写をすると失敗する恐れがあります。よって、ここはワンカットの一発勝負です。

 

1.モハ1906+クハ6052+クハ6051+モハ311+クハ511 (崎平~千頭:1993年5月)

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5連が戻ってきました。見事な凸凹編成です。そして、構図はバッチリですが、天気が・・・。しかし、晴れていたら陽の向きは正面のはずなので、このくらいの日射しがちょうど良かったのかも知れません。

 

2.C11312+客車5両 (崎平~青部:1993年5月)

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陽の向きが変わってきたので、続いて崎平駅の金谷寄りにある大井川第2橋梁へ移動しました。次は2本目のSL列車です。今度は補機無しの客車5両でした。程よい日射しで列車は煙にも巻かれず、意外とまともな写真が撮れました。

 

3.C11312+客車5両 (崎平~青部:1993年5月)

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ここに撮影に来る皆さん方は、こういうのをお楽しみにしているのでしょうか?たしかに、電車に比べると桁違いの迫力です。目の前で汽笛でも鳴ろうものなら、失禁しそうです。ところで、SL列車にあまり興味がなかったので、客車の番号が不明です。手前の焦げ茶色2両は恐らくスハフ43形、真ん中の青線は元西武電車改造のナロ802、後ろの青色2両は・・・オハ47形、スハフ42形でしょうか?

 

4.C5644+客車7両+EL補機 (駿河徳山~田野口:1993年5月)

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次は更に南下して、駿河徳山~田野口間の茶畑です。C56の牽く3本目のSL列車がやってきました。これも補機付きの長編成でした。天気は完全に曇ってしまい、露出が厳しくなってきました。

 

5.モハ311+クハ511 (田野口~駿河徳山:1993年5月)

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次の電車は、さっきまで5連だったモハ311+クハ511です。もう5連は走らないのか?

 

6.クハ6061+モハ6011+クハ2821+モハ3821 (抜里~家山:1993年5月)

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今度は、2連だったアルミカーが4連でやってきました。これは編成の組み替えがあったようです。そうなると、5連の組合せも変わっているはずです。

 

7.クハ511+モハ311 (抜里~家山:1993年5月)

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モハ310形+クハ510形において、旧態然として生き残っていたこの2両ですが、元をただせば旧国モハ50形(→クモハ11形)の成れの果てです。1976年に西武鉄道から移籍してきた当初は3扉ロングシートの通勤電車スタイルでした。その後観光化のためなのか1988年には2扉クロスシート化され、その後はワンマン化もされて1998年まで生き延びます。