この日、どこで撮影するか決めていませんでした。終点まで乗ってしまうと結構運賃が高いので、とりあえず毎度の上総鶴舞で下車しました。上総鶴舞まで来ると里山を感じる、小湊鉄道らしい風景が展開しますが、難点は列車本数が少ないことです。
1.キハ200形2連 (上総大久保~上総鶴舞:1993年6月)
この日は土曜日ですが、行楽シーズンでもない梅雨時なので、当然、単行しか走っていないと思っていましたが、意外にも2連で運行されていました。
2.キハ200形2連 (上総大久保~上総鶴舞:1993年6月)
毎度の上総鶴舞ですが、この季節は初めてです。名前もわからない野花が満開でしたが中途半端な季節です。晴れとは言え、梅雨の真っ最中なので、スッキリせず蒸し暑かった記憶があります。
3.キハ200形2連 (上総大久保~上総鶴舞:1993年6月)
列車も蒸し暑そうですが、しっかり冷房化されています。よって、あわてて新車を導入する必要もありません。ただ気になることは、いつまでも燃費の悪いDMH17を使用していることです。この頃になると、単に燃費の問題だけではなく、保守部品の確保も避けることのできない問題になっていたはずです。
4.キハ200形2連 (上総大久保~上総鶴舞:1993年6月)
さて、つまんない車両ですがせっかく上総鶴舞まで来たので精一杯撮影に徹することにしました。このあたりは緩やかな丘陵地帯なので、意外とアップダウンがあり、ロケーション的にも面白い写真が撮れます。
5.キハ200形2連 (上総鶴舞~上総大久保:1993年6月)
小湊鉄道の良さは、桜や菜の花だけではありません。キハ200形の良さはわかりませんが、この周辺だけでも沿線風景の良さはよくわかります。
6.キハ200形2連 (上総大久保~上総鶴舞:1993年6月)
毎度の失敗ですが、撮影に没頭していたので車号をメモすることを忘れていました。今回も走行列車の車号が不明です。せめて前面に車号標記が欲しいです。
7.キハ200形2連 (上総大久保~上総鶴舞:1993年6月)
時代は平成でしたが、昭和の原風景そのものです。恐らくこの風景は、この車両が走り始めた頃からほとんど変わってないかも知れません。現在ではキハ40形もここを走っていますが、軽快気動車を寄せ付けず、これからは昭和晩年の国鉄時代を売りにするのでしょうか?