ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第365話 1990年福井:地味な変化(その4)

福井に来る前に撮影を行った北陸鉄道石川線もそうでしたが、福鉄沿線ものどかな田園地帯がひろがります。

ただ、北鉄と福鉄の違いは、福鉄はノンビリ走っていません。結構なスピードで飛ばして来るので、油断しているとブレてしまいます。

 

1.モハ300形2連 (三十八社~鳥羽中:1990年5月)

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福鉄の他の車両が地味過ぎるのか、モハ300形はド派手な塗装でぶっ飛んで来ました。 

 

2.クハ81+モハ81 (三十八社~鳥羽中:1990年5月)

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 80形コンビも軽快にぶっ飛んで来ましたが、この車両はいつのまにかカルダン化されていました。これも地味な変化ですが、この車両は元をただせば、南海電鉄創成期の卵型木造電車の成り上がりです。この時点で、もう1編成の80形は冷房化もされていました。

 

3.モハ200形2連 (三十八社~鳥羽中:1990年5月)

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 少し場所を移動しました。モハ200形非冷房車がやって来ました。もはやモハ200形は各停専用に落ちぶれてしまいましたが、やはり以前の塗装の方が似合います。

 

4.モハ300形2連 (三十八社~鳥羽中:1990年5月)

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 どうでもよいモハ300形も惰性で撮影です。この塗装は、長閑な農村に浮いた存在でしたが、この先2006年の廃車までこの塗装のままでした。

 

5.モハ142-2+モハ142-1 (三十八社~鳥羽中:1990年5月)

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 意表を突いて、モハ140形第2編成が来ました。来ることがわかっていたら、もっと近くで撮影していたはずですが、仕方ありません。この日はこれが唯一の吊掛車の走行写真でした。

 

6.モハ300形2連 (鳥羽中:1990年5月)

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 この日は天気が良かったのですが、東京に戻らねばならず、この撮影を最後に撤収です。