ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第629話 1989年鹿島:刺客現る!!(その2)

さて、新車が投入されたので、早いうちに旧型車の記録を残さねばなりません。石岡機関区の次は早速沿線撮影です。

 

1.キハ432 (玉造町~浜:1989年8月)

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 この日は新車のKR502が運用されていましたが、新車は石岡~玉里間の小運転専属だったので、新車の来ない常陸小川以遠に向かいました。

結局、いつもの浜付近です。キハ432がやってきました。この日は真夏の炎天下でした。こうなると冷房車が恋しくなりますが、冷房車のKR500形はこっちまで来ません。

 

2.キハ601 (玉造町~浜:1989年8月)

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 背景は霞ヶ浦ですが、水浴びしたい心境でした。キハ601がやって来ました。相変わらず非冷房車の天下です。この年、関東鉄道常総線では、同形車のキハ610形が廃車されましたが、こちらはまだまだ主役です。

 

3.キハ601 (玉造町~浜:1989年8月)

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暑い日に暑い話題で恐縮ですが、非冷房の車両は、こんな暑い日は窓を開け放って走るしかありません。言うまでもなく窓は全開です。しかし、 暑そうな車両です。

 

4.キハ601 (玉造町~浜:1989年8月)

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ところが、この戦前製の車両は冷房など無縁と思っていましたが、KR500形の建前なのか、なんとその後冷房化されました。 戦前製の気動車で冷房化されたのは恐らくこの車両くらいです。

 

5.DD902単機回送 (浜~玉造町:1989年8月)

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 午後になり、炎天下もピークです。倒れそうなほど暑かったです。この炎天下のなか、私は何をやっているのか?自問自答をしているとDD902が戻ってきました。しかし、拍子抜けの単機回送です。

 

6.DD902単機回送 (浜~玉造町:1989年8月)

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ガッカリの単機回送でしたが、暑さに耐えた記録を残さねばなりません。

DD902のキャブは、開けられる窓やドアは全開です。このくらい明け放せば、逆に涼しそうです。回送車の醍醐味と言うのか、今どきドアを開けて走る列車などありませんが、まだこんな時代でした。