ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第651話 1992年京福(越前):元気だった頃(その2)

今回は越前竹原から発坂へ向けて歩きながらの撮影です。

撮影する車両は元阪神電車ばかりで全く面白くありませんが、まあハイキングに来たと思えば腹も立ちません。

 

1.モハ2114 (越前竹原~小舟渡:1992年11月)

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 越前竹原付近は線路沿いに民家が続きます。ところどころ農地が開けており、列車を撮影可能な場所は結構あります。

 

2.モハ2114 (越前竹原~小舟渡:1992年11月)

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 今度は単行のモハ2114が来ました。この当時モハ2101形は2連(2101~2110)と両運(2111~2116)の2種類がありました。当初は2連が6編成、両運車が4両でしたが、輸送需要の低迷から車両運用が見直されて、1990年にモハ2111+モハ2112を両運車化する改造が行われ、この2両は元の連妻面に運転台を設けたため、運転台を増設した側は丸みがない切妻の顔となりました。

 

3.モハ2202 (越前竹原~小舟渡:1992年11月)

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 列車は越前竹原で交換するので、対向列車はすぐにやって来ましたが、またモハ2202です。

 

4.モハ2202 (越前竹原~小舟渡:1992年11月)

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 この辺りは九頭竜川河岸段丘なので、河川から少し高い場所ですが、この先の小舟渡から風景が一転します。

 

5.モハ2202 (小舟渡~保田:1992年11月)

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 線路は小舟渡を過ぎると九頭竜川の土手に出ます。この写真の左側は急斜面の山が迫り、この区間だけは土手を通るしかありません。写真は穏やかな九頭竜川が写っています。しかし、この川幅が全てを物語っていますが、大雨が降ると増水して激流となり、怖い区間です。

 

6.モハ2204 (保田~発坂:1992年11月)

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 保田を過ぎると平地が広がり田園地帯となります。写真の前方に聳えるのは冠雪した白山連邦です。もうそろそろ冬支度です。この辺りはのどかな様で豪雪地帯です。