ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第930話 1993年大井川:旧型5連のシーズン到来!!

1990年代前半はバブル景気でどこの観光地も賑わっていました。大井川鉄道の沿線も目立った観光地はなさそうですが、SL列車の運行ですっかり有名となり、結構賑わっており、そのおすそ分けで運行される4連、5連の吊掛電車を求めて撮影に出向きました。今回は1993年GWの行楽列車の様子です。

 

1.B15保存車 (崎平:1993年5月)

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この日は天気も良く、間違いなく5連が走ると確信し、崎平の橋梁を目指しました。崎平では、相変わらず元西武山口線のおとぎ列車が出迎えてくれましたが、中途半端にお色直しされていました。

 

2.B15+24+22,25+26+B13保存車 (崎平:1993年5月)

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半年前は、かなり錆びていましたが、行楽シーズンを前に、展示列車があまりにもみすぼらしい姿はまずいと思われたのか、とりあえずBLのみ手塗りでタッチアップされていました。しかし、客車は手つかずで、BLとのアンバランスがかえって虚しく思われました。

 

3.モハ311+クハ511(崎平~千頭:1993年5月)

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さて、電車の撮影ですが、陽の向きと5連撮影を考えて、崎平~千頭間にある大井川第3橋梁に腰を据えました。この場所は橋梁の崎平寄りにある茶畑で、ズームレンズがあれば、何枚でも連写できる場所です。

 

4.モハ311+クハ511(崎平~千頭:1993年5月)

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最初にやって来たのは国鉄クモハ11形を前身とする元西武371形のモハ311+クハ511です。2連ですが幸先の良いスタートです。

 

5.モハ6011+クハ6061(崎平~千頭:1993年5月)

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そして、元北陸鉄道アルミカーです。日差しが強いので、眩しい写真になってしまいました。この頃のこの電車は、まだ前面に補助灯が追加されていないオリジナルの姿を留めていました。しかしながら、いつ見てもユーモラスな電車です。

 

6.モハ6011+クハ6061(崎平~千頭:1993年5月)

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同じ場所からズームレンズで追い掛けるとこんな感じです。ここなら5連でも大丈夫です。さて、5連はいつ現れるのか、あとは待つだけです。