ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第1021話 1995年豊橋:狙いは朝ラッシュ!!

1995年当時、全国の私鉄から吊掛車が消滅してゆくなかで、比較的安泰だったのが豊橋鉄道でした。豊橋鉄道は一時期、名鉄5200系を大量導入して車両の体質改善を図りましたが、まだ半数は吊掛車でした。

 

1.モ1956+モ1906 (芦原~植田:1995年11月)

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ところが、吊掛車は日中はほとんど走らず、なかなか撮影が厳しい状況でした。そして、一念発起して朝のラッシュ時を狙うことにしました。今回は1995年11月のある日の、ラッシュ時の様子です。

 

2.モ1952+モ1902+モ1955+モ1905 (芦原~植田:1995年11月)

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この日は豊橋に前泊し、始発から撮影に挑みました。正直、陽の向きを把握していなかったため、撮影場所に悩みましたが、ラッシュ時の豊橋鉄道は4連が走るので、開けた場所で撮影することを優先し、勝手知ったる植田~芦原間の田園地帯に向かいました。

 

3.モ1954+モ1904+モ1852+モ1802 (芦原~植田:1995年11月)

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ここは前回1993年の撮影時でも午後から撮影した場所ですが、午後は線路の西側から順光だったので今回は東側です。陽の向きは列車の真横を照らす感じですが、線路は緩いカーブを描いているので、これを利用すればなんとか列車の前面にも陽が当たります。

 

4.モ1953+モ1903+モ1951+モ1901 (芦原~植田:1995年11月)

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そうこうしているうちに、朝のラッシュが始まりました。列車は4連でどんどんやって来ました。1900形はカルダン車ですが、吊掛車との連結もみられました。

 

5.モ1901+モ1951+モ1903+モ1953 (植田~芦原:1995年11月)

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線路は単線ですが、列車は両方向から5~6分間隔でやって来るので、撮影場所を移動している余裕がありません。まあ、4連が両方向綺麗に撮影できたので、この場所は正解でした。

 

6.ク2701+モ1701+ク2750+モ1701 (芦原~植田:1995年11月)

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日中は見ることができない吊掛車の4連も登場です。手前の2両は元西武電車だったク1701+モ2701、後方の2両は元名鉄電車のク1751+モ2751です。

 

7.ク2811+モ1811 (芦原~植田:1995年11月)

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長野電鉄1100系のク2811+モ1811も元気に走っていましたが、ラッシュ時なのにこの列車はなぜか2連でした。