ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第1102話 番外編:ナローのキットにはまった頃(その3)

さて、天賞堂エバーグリーンショップでまとめ買いしたオレンジカンパニーの九十九里シリーズですが、これで既成キットの1/80ナローが一挙に3両増備されました。それまで私はスクラッチビルド志向でしたが、1/80ナローの製品に対して最も動揺した頃でした。

 

1.オレンジカンパニーの九十九里鉄道キハ201(キット組立)

その2両目は、雨宮単端のキハ201です。この単端は沼尻ガソとは兄弟車両ですが、沼尻ガソはチェーン駆動に対し、九十九里の方はウオームギヤ駆動でした。そして、なぜか沼尻ガソに比べて九十九里の方は、極端に知名度が低いように思います。まあ、九十九里鉄道は廃止が早かったからなのでしょうか。

 

2.オレンジカンパニーの九十九里鉄道キハ201(キット組立)

知名度の高い沼尻ガソは、すでに珊瑚模型から製品化されていましたが、残念な1/87だったので私の射程内ではありませんでした。

 

3.オレンジカンパニーの九十九里鉄道ケハ111(キット組立)

3両目はボギー客車のケハ111です。この客車は元宇和島鉄道の客車を前身とする運輸省買収客車のケコハ251と言われていますが、実態は定かではなく、諸説によると元佐世保鉄道(現松浦鉄道)の車両と考えられています。そんなマイナーなケハ111もオレンジカンパニーから製品化されました。

 

4.オレンジカンパニーの九十九里鉄道ケハ111(キット組立)

この車両も九十九里鉄道にて、ニセスチール化されて武骨な車体となり、このキットも武骨なスタイルで製品化されました。今でこそ様々な軽便客車が製品化されていますが、この当時に、このマイナーなブサイク客車を製品化されたオレンジカンパニーさんの勇気に頭が下がります。ところで、この車両も3両1組のキットに紛れて購入したものですが、実は私が中学1年生の頃に自称ケハ111をペーパーで自作していました。とてもブログに晒す代物ではありませんが、現物が存在しますので追ってご紹介します。

 

5.オレンジカンパニーの九十九里鉄道ケハ107(キット組立未完成)

さて、ここからは仕掛品です。前述の3両とは別ですが、これもエバーグリーンショップで購入したオレンジカンパニーの九十九里キットです。このキットは、なぜか未完成のまま、もう25年も放置状態!!

 

6.オレンジカンパニーの九十九里鉄道ハニフ106(キット組立未完成)

この未完成品も同じ頃エバーグリーンショップで購入したものです。あと手すりを付ければ完成のはずが、この先どうなることか?

 

7.オレンジカンパニーの九十九里鉄道キハ104+ケハ111

こういった編成を組むと、マイナーなケハ111の存在価値を実感します。恐らく、ケハ111は3両1組でなければ購入していなかったと思いますが、改めて痒いところに手が届くような製品でした。

 

8.オレンジカンパニーの九十九里鉄道キハ201、キハ104他

結局、仕掛品を含めて6両のオレンジカンパニー製品を入手しました。ちなみに、未入手は貨車のケワ50形でした。(上の写真に写る貨車は自作品です。)

これだけ集めれば、もうオレンジカンパニーのキットにはまってしまったも同然です。しかし、その後はさっぱりご無沙汰です。