今回は、3100形の走行撮影です。この頃はすでに新系列の軽快電車がかなり増えていたので、3連接の先輩である3000形がそろそろ主力から退き始めていましたが、3100形は全車ともバリバリ働いていました。
1.3102編成 (高須~東高須:1993年2月)
私は2500形の印象が強かったためか、3100形はどうも馴染めません。この塗装もそうですが、初めて3100形を見た時は、2500形とは全く別の車両に見えました。
2.3102編成 (高須~東高須:1994年3月)
しかし、走行音を聞けば懐かしい音がしました。特に宮島線内は全力走行となるので、例のかん高い吊掛音が聞けました。
3100形の運用は宮島線直通に充当されていたので、市内線では2系統の路線で撮影できました。2系統は、落ち着いて形式撮影できる場所が少なく、交通量も多いので、沿道から側面を入れた写真がなかなか撮れません。狙い目は交通量の少ない早朝ですが、東西に走る2系統は朝も夕方も列車の正面に陽が差し、これも難ありです。
これは、朝の撮影です。タイミング良く赤信号で3100形が停車しました。もう少し側面に陽が当たると良いのですが・・・。
5.3103編成 (十日市町:1994年3月)
当時3103編成は、イベントの塗装を施していました。ベースのグリーンライナー塗装はそのままなので、非常にごちゃごちゃした塗装です。
これは夕方の撮影です。この時間帯は交通量が多いので撮影は一瞬の勝負です。余談ですが、背景には懐かしい広島市民球場が写っています。1994年の夏に、広島ではアジア大会が開催され、この球場は野球の会場となりました。また、アストラムラインが開業したのも1994年でした。
7.3101編成 (稲荷町~銀山町:1994年5月)
ここは稲荷町の交差点です。計画では、この交差点を右方向に曲がって、広島駅へ直進する短絡ルートが2025年に開通するそうです。その頃には恐らく3100形はいなくなっているかも知れません。