ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第145話 1989年名鉄(揖斐・谷汲) 古き佳き粋な計らい(その3)

正月3ヶ日の谷汲線では、モ510形の他にも、モ700形+ク2320形のオールキャストに会う事ができます。

これが病みつきとなり谷汲線の正月参りが恒例となってしまいましたが、初詣輸送は一畑や琴電なども見過ごすわけには行かず、その後の毎年のように年末年始は岐阜、高松、出雲を梯子する事態になりました。

 

1.モ513+モ514、モ703+ク2326 (北野畑:1989年1月)

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 この日は臨時列車もあり、途中の北野畑では列車交換が見られました。

モ510形とモ700形の交換も撮影したかった一コマです。時代は昭和の最晩年である昭和64年1月でしたが、この光景は平成になってからもしばらく見ることができました。

 

2.モ513+モ514他(北野畑:1989年1月)

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 タブレット閉塞なので、普段は無人駅の北野畑ですが、この日は駅員さんが配置されてタブレットの受け渡しに大忙しです。

 

3.モ703+ク2326 (北野畑~赤石:1989年1月)

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 北野畑を過ぎると赤石付近から農村地帯が展開します。揖斐線はともかく、谷汲線は本当にローカル線でした。

 

4.モ703+ク2326 (赤石:1989年1月)

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この日は天気が良かったので、谷汲線の沿線をブラブラ歩きながら撮影をしましたが、赤石まで来てしまいました。このペースでは、谷汲まで歩いてしまいそうです。

 

5.モ704+ク2327 (赤石~長瀬:1989年1月)

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 来る列車はすべて2連です。なぜか古い車両ばかりです。それは結構なことですが、どうしたことか、せっかく新調した新車は全く現れませんでした。

 

6.モ704+ク2327 (長瀬~結城:1989年1月)

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名鉄のスカーレットは天気が良いと非常に目立ちます。この"名岐・愛電コンビ”には派手すぎる感じです。このスカーレットになる前は渋いグリーンだったそうで、1両くらい当時の色を再現して欲しかったですが、それは叶いませんでした。