ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第236話 1988年十和田観光:観光という名のローカル線(その3)

十和田観光電鉄の訪問は、この1988年4月が初めてでしたが、十和田観光電鉄の走行写真をあまり見たことがなく、どこで撮影すればよいか全く情報もないまま七百付近で走行撮影をしました。しかしこの付近は雑木林の中を線路が通る、非常に撮影し辛い場所でした。

 

1.モハ3809+クハ4406+モハ3401 (古里~七百:1988年4月)

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 こんな場所なので、どうしても正面がちの撮影になってしまいますが、こんな時にかぎって3連がやってきました。先頭はつまらないモハ3809の食パン顔ですが、後ろの2両は往年のデラックス車であるクハ4406とモハ3401でした。せっかくの凸凹編成もこれでは面白くありません。

 

2.ED402 (古里~七百:1988年4月)

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 そして続いて突然やってきたのは何とED402の単機回送です。

当然、時刻表にないスジだったので、あわてて撮影となりました。こんなのがやって来るとは思ってもいませんでしたので、この場所での撮影が悔やまれます。

 

3.ED402 (七百~古里:1988年4月)

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 ED402の単機回送は、恐らく列車検査で十和田市から七百車庫に戻る途中だったと思われます。

 

4.ED301 (古里~七百:1988年4月)

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 そして再びあわてて撮影となったのが、ED301の単機回送です。

まったく意表を突く攻撃でしたが、これも突然やって来ました。これは先ほどのED402の交代でED301が十和田市へ駐在に出向いたものと思われます。

 

5.ED301 (七百~古里:1988年4月)

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 結局、この日は予期せぬ電気機関車のレアな走行写真が撮れてしまいました。しかしながら、もっとまともな場所で撮りたかったですが、十和田観光電鉄の路線は意外と列車が撮影できる開けた場所がなかったことを後から知りました。だから鉄道誌にも十和田観光電鉄の走行写真を紹介する記事が少なかったのかも知れません。

この日は、翌日津軽鉄道を訪問するため、このあと五所川原に向かいました。