令和元年も今日で終わりです。平成も過去の時代になってしまいましたが、当ブログは今日も昭和の晩年です。
前回の続きで、天北線の下頓別から中頓別に向けて歩きましたが、この駅間が恐ろしく長く、9kmもありました。
コンビニも民家もありません。人もいません。ただ黙々と歩くのみです。そして熊に注意です。
しかしその途中には、寿仮乗降場という北海道特有の停留所のような駅?がありました。この仮乗降場は一般の時刻表には乗っていない駅?です。住民サービスで開設された駅?ですが、残念ながら私が乗った天北線の始発列車は、寿を通過だったので、下頓別まで乗って、歩いて戻るしかありませんでした。
1.キハ40形100番代 (下頓別~寿:1986年8月)
天気が最悪ですが、とりあえず数少ない列車が来るので、高台に上がって、熊に注意しながら撮影です。
やって来たのは、これも最悪のキハ40。全く気合が入りませんし、昨晩の夜行列車の疲れがドッと出ました。こんな状況ならとっとと帰って寝たいくらいですが、ここは最果ての地。とっとと帰れません。
2.キハ40形100番代 (下頓別~寿:1986年8月)
想定通り天北線は牧場の中を通っていました。 せめて天気だけでも良ければ、北海道らしい写真が撮れたはずですが・・・・。
3.キハ22形2連 (下頓別~寿:1986年8月)
天気は回復せず、牧場で牛の糞に気を付けて時間つぶしです。
ようやくやって来た次の列車はキハ22の2連でした。しかし、ついさっきまでいた牛がどこかに行ってしまいました。
4.キハ22形2連 (下頓別~寿:1986年8月)
牧場の端っこの方に、辛うじて牛がいました。
5.キハ22形2連と牛 (下頓別~寿:1986年8月)
こうなると、列車の写真なのか何なのか?
6.牛とキハ22形2連 (下頓別~寿:1986年8月)
これは列車ではなく、牧場の写真ということにしておきます。
7.寿仮乗降場 (寿:1986年8月)
これが、寿乗降場です。ちゃんと駅名標識があります。一応ホームもありますが、その長さは1両分もありません。恐らくこの駅を利用するのは、この牧場の人くらいでしょうか。果たして1日の利用客は如何ほどか?
さて、ここから列車に乗るにも、さっき行ってしまったばかりなので2時間以上待たねばならず、ここに居てもしょうがないので、中頓別に向けて歩きました。