ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第332話 1988年南部縦貫:七戸の五右衛門風呂(その2)

 南部縦貫鉄道の七戸駅では、朝っぱらから車庫内の留置車両を撮影し、レースバスの出庫を待ちました。

 

1.DB11 (七戸:1988年5月)

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 大きなスノープローを付けたモーターカーが居ました。富士重工製の除雪車ですが、一応車籍もあり、冬季は営業時間帯に堂々と本線の除雪を行っていました。もう雪のシーズンも終わり、そろそろ夏の姿に変身する時期です。

 

2.キハ102 (七戸:1988年5月)

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レールバスがようやく庫から出てきました。南部縦貫鉄道の一日の始まりです。この日の運用も昨日と同じキハ102でした。 

 南部縦貫鉄道レールバスは2両在籍していましたが、1日5往復の運用では1両で十分だったので、この2両を半年交代で使用されていました。この当時の在籍車には、もう1両元国鉄キハ10形のキハ104がいましたが、20m車で燃費も悪く、そもそもレールバス1両で十分だったため、ほとんど使用されずに庫内で休眠状態でした。

 

3.キハ102 (七戸:1988年5月)

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出庫列車は、一旦構内の外れまで進み、本線に入線してから折り返して七戸駅のホームに入ります。かつては貨物輸送も行っていたので、構内の有効長は意外と長く、レールバスの出庫は全速力で行っていました。

 

4.キハ102 (七戸:1988年5月)

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 まだ朝もやが掛かり、スッキリしません。露出が厳しい撮影となりました。この時期の七戸は、晴れるとたいてい朝もやが出てスッキリしません。

 

5.D451、キハ102他 (七戸:1988年5月)

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 始発列車が入線しました。 もうまもなく野辺地行の始発が出る時間ですが、お客さんはいないようで、非常にノンビリしていました。

 

6.キハ102、DC251 (七戸:1988年5月)

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この日はこの列車には乗らず、沿線を歩きながらの撮影です。徐々に晴れて来たので、まずはこの始発列車を少し先の田園地帯で撮影することにしました。