ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第615話 1990年JR(鶴見):黄昏の旧国!(その2)

日中は超ローカルな大川支線ですが、朝夕の通勤時間帯はクモハ12形が武蔵白石~大川間をピストン運行されました。効率よく撮影するためには、その時間帯がベストですが、平日はこちらも仕事があるので出向けません。しかし、平日程ではありませんが休日も夕方は列車本数が若干増えます。これを狙うしかありません。

 

 

1.クモハ12052 (武蔵白石~大川:1990年3月)

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 大川支線の日中の撮影はこの程度が精一杯です。とにかく工場地帯なので開けた場所がなく、日陰だらけです。

 

2.クモハ12052 (武蔵白石~大川:1990年3月)

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 唯一開けた場所の大川橋も下路ガーダーなので写真はこうなってしまいます。

 

3.クモハ12052 (武蔵白石~大川:1990年10月)

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 この年の10月にも大川支線の黄昏時を狙ってみました。しかし、10月の日没時間は早く、タッチ差で夕陽が隠れてしまいました。

 

4.クモハ12052 (武蔵白石:1990年10月)

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 夕方になると大川支線では、クモハ12形のピストン運行が始まります。写真は武蔵白石駅の大川支線専用ホームです。列車が止まっている線はピストン運行時の折返しホームで、鶴見直通時は右の線を使用しました。ところで、このホームは曲線上にあり、この時点で20m車=101系が入線できませんでした。現在は大川支線にも20m車が入線できるようになりましたが、その代償として、このホームは撤去されて大川行の列車は武蔵白石には止まらなくなりました。

 

5.クモハ12052 (武蔵白石:1990年10月)

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 前面には、武蔵白石~大川の区間運転を示すサボが付けられていました。大川までわずか1kmのためにこの車両は残されていました。

 

6.クモハ12052の車内 (武蔵白石:1990年10月)

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黄昏時のクモハ12052の車内です。白熱灯が灯る休日の大川行には、誰も乗っていませんでした。