第533話~第535話で、バブル期の広電の強烈な広告電車を話題にしましたが、今回は広電の広告電車をはるかに上回る、強烈な阪堺電車の話題です。
別に広告電車を話題にするつもりではありませんが、この頃の阪堺電車にはオリジナル塗装の電車がほとんどおらず、特に旧型車は全車が広告車だったので、どうにもなりませんでした。
1.174、161、123他、強烈な広告車たち (我孫子道:1994年10月)
しかしながら、昭和初期の老体にこんな色を塗っちゃダメです。広電の広告電車がまともに見えます。なぜこうなってしまったのか?やはり、「ナニワの新喜劇のノリ」なのでしょうか。
2.504、169 (我孫子道:1994年10月)
それにしても、よくこれだけのカラーバリエーションをそろえたものです。しかも、同じ内容の広告電車以外はダブリがありません。
3.305、503 (我孫子道:1994年10月)
ところで、本当の標準塗装はどうだったのか、記憶も吹っ飛んでしまいました。
4.163、161、175 (我孫子道:1994年10月)
ウワッ・・・銀色もいた。これは「銀行電車」でした。
5.705、169 (我孫子道:1994年10月)
老体の厚化粧に新米も真っ青です。
我孫子道の車庫はさながら広告電車の展示会場でした。しかし、どの電車も「これでもか」というくらい自己主張が強烈すぎて、夢にでも出て来そうですが、結局、ゴチャゴチャし過ぎて何の広告なのか全く印象に残りません。
阪堺電車は何があったのか、完全に吹っ切れていました。しかし、これが大阪のノリです。これが理解できない人は、恐らく大阪には住めません。