本山支線の午後の運用は、午後4時半頃から5往復走りました。夏場であれば午後6時台まで撮影は可能なので、3往復撮れました。現在の本山支線は1日3往復まで列車本数が減ってしまい、夕方は午後6時台に1往復しか走らないので、冬場は撮影が厳しいですが、もうクモハ42形は走っていません。
1.クモハ42001 (長門本山~浜河内:1994年7月)
現在本山支線の運用車両はクモハ123形です。その車両は国鉄がローカル輸送に目覚めて元郵便電車だったものを旅客車に改造したゲテモノで、非常に興味をそそります。しかし、山口は遠く、それをわざわざ撮りに行く気も起りません。
2.クモハ42001 (長門本山~浜河内:1994年7月)
さて、夕方の撮影ですが、昼すぎから陽の向きは変わらず、なによりも路線が短く撮影可能な場所が限られるので、同じ様な写真しか撮れません。この写真は、午後5時台の列車です。まだ昼の様に明るいですが、少し影が長くなってきました。これからの夕景撮影がお楽しみです。
3.クモハ42001 (浜河内~長門本山:1994年7月)
西日本の7月は陽が長く、午後6時を過ぎてもこの明るさです。夕陽を遮る障害物もなく、日没まで撮影が出来そうです。
4.クモハ42001 (浜河内~長門本山:1994年7月)
だいぶ陽が傾いてきました。西陽が茶色い車体を照らします。鶴見線の大川橋梁を渡るクモハ12形の夕景を思い出します。
5.クモハ42001 (浜河内~長門本山:1994年7月)
夕陽の反射で旧国の特徴とも言える、凸凹の外板がよくわかります。かなり年季が入っています。こういったボコボコ感が旧国撮影の魅力です。
6.クモハ42001 (浜河内~長門本山:1994年7月)
調子に乗って連写してしまいました。速度が遅いので余裕のハンド・ドライブ(手巻き)です。ちなみに、今回の写真3~7は全て同じ場所で連写したものです。列車本数は少ないですが、これだけ連写できればもう十分です。
7.クモハ42001 (長門本山~浜河内:1994年7月)
この日は、午後6時台の列車を撮影して撤収しましたが、翌日も朝の運用を撮影するため、宇部新川に泊まることにしました。そして、翌日は広島への帰り道に、宇部炭鉱と防石鉄道の保存車両を見に行きました。翌日の様子は別途お伝えします。