この日は、会社の同僚の車で新潟近辺の鉄道を巡りました。その時に蒲原鉄道の村松車庫にも立ち寄りましたが、保存車両を見に行くことになりました。この頃は、加茂~村松間が廃止となった際に廃車となったモハ11,12,51が保存車として現存していましたが、モハ12は村松車庫に、モハ11は村松城址公園に、モハ51は安田民俗資料館というところに保存されていました。すでにモハ11,12は保存車を確認していましたが、モハ51だけは、安田民俗資料館がどこにあるのかわからず未確認でした。
1.ED1 (村松:1993年4月)
この日は天気が不安定で、土砂降りの雨が降りましたが、幸い村松に着いた時には晴れて、ED1の綺麗な写真が撮れました。
2.ED1 (村松:1993年4月)
この機関車は、一応車庫内の車両の入換機として残されていたものですが、大事に整備されている様で、状態は非常に良かったです。
3.モハ71,モハ12(保存車) (村松:1993年4月)
留置線には、保存中のモハ12(右の車両)がいました。この車両は自社で保存するのか、廃車後もずっとここで留置状態でしたが、もう8年も経ち、やはり痛みが目立っていました。
4.モハ51 (安田民俗資料館:1993年4月)
そして、安田民俗資料館にモハ51を見に行くことにしました。場所が不明でしたので、村松駅で教えて頂き、あとは同僚の土地勘任せで建設中の磐越道安田インターに向かいました。
5.安田民俗資料館のパンフレット
安田民俗資料館は、建設中の磐越道沿いにありました。結構立派な資料館なので、てっきり地元の公共施設と思っていましたが、私設とのことでビックリしました。建造物の移設や蒲原鉄道の本社屋や電車まで、館長の神田さんが一人で収集されたそうで更にビックリです。
6.モハ51 (安田民俗資料館:1993年4月)
モハ51も綺麗な状態でした。この時点では、他のモハ11やモハ12よりも状態は良かったです。
9.モハ51車内 (安田民俗資料館:1993年4月)
見覚えのある車内です。村松~加茂間のさよなら運転でモハ12+モハ51+モハ11の3連に乗りましたが、この車両の床板の隙間から線路が見えた記憶があります。
8.モハ51説明板 (安田民俗資料館:1993年4月)
さて、この時は状態の良いモハ51を確認できたので、安心して帰りましたが、その後安田民俗資料館は、2001年頃に閉館となり、施設はそのまま放置されているとのことです。ネットではずいぶん朽ちてしまったモハ51のレポートを見ることができますが、もう資料館の復活はなさそうで、このままモハ51も朽ち果ててしまうと思われ残念です。