マレー鉄道の車両基地をグルリと一周しました。車両基地には興味深い車両も留置されていましたが、良く見える場所が全くありません。もっとも、撮影禁止なので仕方ありませんが・・・。
ここはいかにも南国の熱帯雨林地帯といった場所です。トロピカルな植物が鬱蒼と生えており、川口浩探検隊の気分です。でも未踏のジャングルではなく、車両基地の裏側です。気になる古風な木造の有蓋貨車が見えました。なんだか、お宝が眠っていそうです。ここはフェンスが切れており、車両基地に入れそうな場所でしたが、捕まっては大変なので、こっそり撮影だけ。こういう時は、ピントも絞りも関係ない「写ルンです」はとても便利です。
車両基地の敷地内には立派な転車台もありました。かつてはSLも乗り入れていたのでしょうか？現在、マレー鉄道はシンガポールから撤退してしまい、この一帯は再開発されているそうです。
３．マレー鉄道DL （シンガポール：1995年5月）
ここは、マレー鉄道のシンガポール駅です。武骨なアメリカンスタイルのDLが入換作業をしていました。日本では全く馴染みがないスタイルのDLです。こんなDLを見ていると、いかにも海外だという実感が湧いてきましたが、銘板を見たら日立製でした。興ざめです！！
４．マレー鉄道DL （シンガポール：1995年5月）
この駅に発着する列車は、全てが国際列車です。週に2回ほど、イースタン＆オリエンタル・エキスプレスと称するシンガポール～クアラルンプール～バンコク間の気合の入った豪華列車も発着していましたが、この日は運行日ではなかったので撮影できませんでした。
５．マレー鉄道国際列車 （シンガポール：1995年5月）
ちなみに、この駅もホームの部分は一部国外扱いになっており、要注意でした。ホーム上にシンガポールとマレーシアの両国のImmigrationがあり、フラフラと乗降客に交じってしまうと厄介なことになりそうです。よって、離れた位置から撮影です。
６．マレー鉄道国際列車 （シンガポール：1995年5月）
国際列車は客貨混合で、多国籍車両の編成です。そして、客車はSUS製も混在するようで、新しいのか古いのか見当もつきませんが、この凸凹感が興味をそそります。じっくり観察したかったのですが、この列車は一旦、車庫に引き上げるようで、日立の機関車に引っ張られて行ってしまいました。
