ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第431話 1987年筑波:終焉の時(その3)

続いて、撮影場所を常陸小田に移動しました。

ところが、常陸小田には大勢の同好者がたむろしており、お互いを写さない様に暗黙の撮影ポイントまで出来上がっていたので、自由に撮影ができませんでした。まあ、お互いの迷惑にならないためにも仕方がありません。

 

1.キハ821+キハ763 (常陸小田:1987年3月)

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というわけで、皆さんと同じ場所で仲良く並んで同じ様な写真を撮りました。

常陸小田には大きな桜の木がありました。ちらほら咲き始めていましたが、満開は叶いませんでした。

 

2.キハ503+キハ504、キハ821+キハ763 (常陸小田:1987年3月)

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常陸小田では列車交換がありました。対向列車はキハ500形の2連でした。 この日はどの列車も2連で運用となりましたが、元江若のキハ511をまだ見ていません。

 

3.キハ762+キハ761 (常陸小田~田土部:1987年3月)

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 常陸小田から田土部方面に歩きました。このあたりも何もないところです。

元雄別のコンビがやって来ましたが、天気が怪しくなってきました。

 

4.キハ301+キハ763 (田土部~常陸小田:1987年3月)

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 田植え前の田圃には、白い野花が咲いていました。田植え前にはよく蓮華の花を見ますが、この花は?

 

5.キハ811+キハ761 (田土部:1987年3月)

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 田土部には筑波鉄道をオーバーパスする陸橋がありました。この陸橋からは面白い俯瞰写真が撮れましたが、筑波鉄道がなくなれば、この陸橋は無用の長物になります。

 

6.キハ761+キハ811 (田土部~常陸小田:1987年3月)

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 田土部の陸橋から筑波方向を望むとこんな感じです。

駅はあっても人家がありません。しかし、田土部駅はかつては有人駅だったそうです。過疎化で無人化されたのか?そして鉄道自体がまもなくなくなります。

 

7.廃止記念スタンプ

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こんなスタンプが出てきました。スタンプにはオリジナルの車両ではなく、なぜか元雄別のキハ760形が描かれていました。本来ならキハ500形なのでしょうが、そんな車歴のことなど、どーでもよかったのでしょう。しかし、このスタンプに描かれたキハ760形はよく特徴を捉えています。たいていスタンプになると適当になってしまうものですが、だれが見てもキハ760形です。