ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第706話 1992年立山砂防:圧巻の18段スイッチバック(その4)

巡回列車と無蓋トロの資材列車は、行ってしまいましたが、今度は少し遅れて下りてきた有蓋トロの資材列車をカメラで追います。

 

1.続行の資材列車 (樺平スイッチバック:1992年11月)

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 まるで「おとぎ列車」。手に取りたくなるおもちゃ感覚です。牽引機は先ほど朝の一番列車で撮影した鳶山号です。

 

2.続行の資材列車 (樺平スイッチバック:1992年11月)

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この資材列車は、良く見ると機関車の次位が人車でその後ろの2両が貨車です。しかし、貨車と言っても元は人車の改造車両の様で、妻窓や人車時代の座席スペースも残っており、緩急車のようです。

 

3.続行の資材列車 (樺平スイッチバック:1992年11月)

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 このスイッチバックは、標高差が200mあるので、この様な縦位置で撮影すると標高差による樹々の変化が見て取れます。もう紅葉のシーズンは過ぎていましたが、スイッチバックの中程から下方の樹々にはまだ紅葉が残っています。上方は冬枯れた景色です。

 

4.続行の資材列車 (樺平スイッチバック:1992年11月)

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 撮影をしていた私自身もスイッチバックの軌道上にいたので、目の前を列車が通過して行きます。

 

5.続行の資材列車 (樺平スイッチバック:1992年11月)

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 軌道脇にはブルーシートで覆われた部分が散見されました。補修中なのかも知れませんがこのまま冬を越すのか?この軌道では、毎回訪れる度に必ずどこかで補修工事が行われていました。この様な過酷な路線の維持管理は大変です。

 

6.続行の資材列車 (樺平スイッチバック:1992年11月)

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 続行列車も眼下に消えて行きました。もう続行はなさそうなので、そろそろ下山です。朝一でここまで14kmほど登ってきましたが、帰りもまた14kmの道程です。しかしながら当時の私は元気でした。