ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第745話 1992年小湊:不変道徳の世界(その2)

この日は土曜日でしたが、もう行楽シーズンも過ぎていたのでハイキング客もおらず、閑散としていました。よって、4連など間違っても走りませんが、天気が良かったので本線撮影に出向きました。

 

1.200形2連 (上総鶴舞:1992年12月)

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 前回の訪問時は上総大久保から上総鶴舞あたりまで戻りながらの撮影だったので、今回は交通費を節約して上総鶴舞~上総牛久あたりで撮影です。

上総鶴舞と言えば、最近ではテレビコマーシャルにもしばしば登場する有名な駅になりましたが、当時は鄙びた無人駅でした。

 

2.200形2連 (上総久保~上総鶴舞:1992年12月)

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 まずは、上総鶴舞周辺で撮影です。この日は4連が走らないので、落ち着いて撮影に臨めましたが、単行ばかりと思っていたら以外にも2連で運行されていました。 まあ2連は結構なことですが、どの列車も同じ車両ばかりなのですぐに飽きてしまいます。

 

3.200形2連 (上総久保~上総鶴舞:1992年12月)

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ところで、一つ失敗が・・・。

どの写真も写っている車両の車号がわかりません。ただでさえ、どの車両も同じにしか見えませんが、前面には車号が標記されていません。ちなみに、キハ211~214は側窓がユニットサッシなので辛うじて判別できます。その他にもこの車両は投入期間が長かったので、製造時期によってベンチレーターやドアなどに相違が見られましたが、今となっては、どの車両が何号車なのか、べつにどーでも良い話です。

 

4.200形2連 (上総久保~上総鶴舞:1992年12月)

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 今でこそ、キハ200形はレトロ車の領域に入っている様ですが、当時この程度の車両は、あちこちにウジャウジャ走っていたので感動もなにもあったものじゃありませんでした。

 

5.200形2連 (上総久保~上総鶴舞:1992年12月)

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 今考えると、この車両の撮影は、小湊鉄道がローカル私鉄だったからわざわざ出向いて撮影したわけで、これがJRの路線だったら完全無視だったと思います。実際、お隣の久留里線や木原線改め「いすみ鉄道」には、いまだに乗ったことも見たこともありません。

 

6.200形2連 (上総久保~上総鶴舞:1992年12月)

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 そして車体塗装も、どこかの厚化粧とは違い、単純で全く飾り気のなさが、この頃には魅力となっていました。しかし、浮いた話がなかったのか、その後も同じ塗装を貫き、もう60年間もこの塗装です。今どきのリバイバル塗装とは、重みが違います。