ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第790話 1993年名鉄(揖斐):平成の大正ロマン(その4)

単行のモ750形が現れました。そろそろラッシュも終わりです。

閑散時間帯になると揖斐線の運用列車は黒野岐阜市内直通の急行と、美濃北方~忠節間の各停が、それぞれ30分間隔のネットダイヤとなります。

 

1.モ758 (政田~下方:1993年8月)

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 モ750形は、ワンマン改造されており、揖斐線全域と谷汲線で共通運用されていました。両運車なので片運のモ700形に比べて稼働率が高かったです。

 

2.モ512+モ513 (政田~下方:1993年8月)

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 そして、モ510形の2連が戻ってきました。モ510形はこの時点で3両が在籍していました。動態保存的な車両ですが、一般の運用にも使用されていることがうれしい存在でした。

 

3.モ512+モ513 (政田~下方:1993年8月)

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 ラッシュ時の揖斐線のダイヤは、ほとんどの列車が黒野~忠節間の線内運用でした。ラッシュ時こそ市内線直通を増やして欲しいところですが、まだまだ本格的なLRTには程遠い状況でした。

 

4.モ512+モ513 (政田~下方:1993年8月)

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 実は、この日の前日に揖斐線ダイヤ改正があり、モ510形の運用がどうなったのか、全くわからぬ状況での撮影でした。しかし、ダイヤ改正後もモ510形はラッシュ時は重要な輸送力車両として運用されていることがわかりました。

 

5.モ755,モ514他 (黒野:1993年8月)

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 ラッシュが終わり、黒野に出向きました。ここに写っている車両を見る限り、時代は平成なのか昭和なのか大正なのか?この路線の存在自体がお宝でした。

 

6.モ512+モ513他 (黒野:1993年8月)

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 ラッシュ時に2連で運用されていたモ512+モ513は黒野駅構内の側線に留置されましたが、急行、岐阜駅前行きのサボが意味深です。この頃、岐阜市内直通車は基本的にモ770形になっていましたが、臨時や時々モ770形の代走としてモ510形が運用されることがあるようでした。もしかして、この日はまた走るのか?