1993年のGWは、西日本のローカル私鉄早回りに追加して立山砂防を訪問しましたが、欲張り過ぎたバチが当たったのか、最悪の天候で門前払いを食らってしまいました。その時の様子は、第756話 でお伝えしましたが、そのリベンジを果たすため、翌年の1994年のGWに立山砂防を再訪問しました。
しかし、不穏な雰囲気を感じつつ、とりあえずは天鳥砂防堰堤まで足を進めましたが、またもや・・・。
1.天鳥付近の状況 (天鳥退避線 1994年5月)
ここは、天鳥オバーハングを過ぎた地点です。昨年は降雪の為ここで引き返しましたが、今年は前方に何やら工事車両らしき物が行く手を阻んでいます。良く見ると、工事車両の右側の軌道上には赤い橋桁が外されて置いてあります。どうやら、この先はまだ軌道が開通していないようでした。と、言うわけで2年連続で「肩透かし」を食らってしまいました。
2.人車列車と資材列車 (中小屋スイッチバック 1994年5月)
さて、どうしたものか、このまま引き上げるのも悔しいので、中小屋のスイッチバックまで戻って、しばし様子を伺うことにしました。この年は昨年ほど悪天候ではなく、多少厚着をして来たので凍えることはありませんでしたが、冬眠中の積雪が多かったのか所々に残雪が残っていました。
3.人車列車と資材列車 (中小屋スイッチバック 1994年5月)
しばらくすると、列車が続行でやって来ました。まだ、本格的な運行ではなさそうで、スイッチバックでは、折返しの度に転轍機の具合を確認しているようで、結構時間が掛かっていました。
4.人車列車と資材列車 (中小屋スイッチバック 1994年5月)
列車は続行で3本やって来ましたが、先程の天鳥橋が架かっていないので、その先には進めません。と、言うことは、この日は天鳥橋の復旧でも行うのか?それはそれで見ものです。
5.人車列車 (中小屋スイッチバック 1994年5月)
人車列車には、大勢の作業員が乗っていました。なにやら大掛かりな作業がありそうです。
6.資材列車 (中小屋スイッチバック 1994年5月)
続行列車は、工事資材を載せた有蓋トロ+無蓋トロの編成と、平トロにレールを載せた編成です。レールの交換作業もありそうです。このあとは興味津々、列車を追い掛けて天鳥方面に戻りました。