ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第976話 1994年京福(越前):福井の時間のつぶし方(その3)

天気も悪く沿線撮影もできないので、時間つぶしに三国港まで行きました。三国港と言えば、1985年に初めて友人と車で北陸地方のローカル私鉄巡りをした際に、宿代をケチって車中泊をした場所でした。暑くて窓を開けて寝ていたので、蚊に刺されて大変だった記憶しかありません。1985年当時の京福電鉄福井支社の様子は、第82話をご覧ください。

 

1.モハ2202 (三国港:1994年5月)

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あれから9年程経っていましたが、三国港駅は相変わらず佇まいでした。しかし、三国港に来たからといって、天気は変わりません。ちょっと港の方をブラブラして、次の列車で福井に戻ります。

 

2.モハ2112 (三国港:1994年5月)

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駅に戻ると、モハ2112がいました。この電車は、運用の見直しでモハ2111+モハ2112のコンビを解消し、両運化された車両でした。こちらの妻面は元連結面でした。折妻ではなく平妻のまま両運化したので、他車とは違った何か違和感を覚える風貌です。

 

3.モハ2112 (三国港:1994年5月)

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この日は、福井に戻っても天気は回復せず、次は福井鉄道に乗って時間つぶしをしましたが、結局沿線撮影は断念しました。

 

4.モハ2202 (東古市~下志比:1994年5月)

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ここからは別の日となります。1994年5月の京福電鉄福井鉄道部の撮影は天気が目まぐるしく変わったので、悪天候時は電車を乗り回したり、福井鉄道へ行ったり来たりとなり、撮影は非常に流動的でした。

 

5.モハ3005+モハ3006 (保田~発坂:1994年5月)

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福井から乗った列車はモハ3005+モハ3006でした。日中もモハ3001系が走ることを確認できましたが、本当は2連が余っていたので走らせていたのかも?。しかし、モハ3001系が走っていたので、これを撮影しなければなりません。ちょうど陽が射していたので保田で降りました。

 

6.モハ3005+モハ3006 (保田~発坂:1994年5月)

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モハ3001系はカルダン車なので、本来であれば撮影対象ではありません。ちなみにこの電車の本家である南海電鉄には、これとよく似た21000系ズームカーがまだまだ現役でした。しかし、モハ3001系は既に廃車が発生しており、去り行くモノを撮影したくなるのが人情です。