1994年の秋、とうとう三度目の樺平です。ほぼ半年ぶりとなる立山砂防の訪問ですが、この時は2年ぶりに樺平のスイッチバックまで足を伸ばしました。前回、私が樺平まで足を伸ばしたのは1992年11月でした。その時の様子は第703話~第708話でお伝えしましたが、その時は紅葉の時期をちょっと過ぎており、今回は紅葉のベストシーズンを狙ってリベンジを兼ねたつもりでしたが・・・
1.資材列車 (樺平連絡所:1994年10月)
三度目にもなると余裕です。天気予報を直前までチェックし、立山の快晴を確信していざ樺平!!。いつもの裏技である富山地鉄の始発前に運行される、JRからの直通急行「リゾート立山号」に乗車し、6時前に立山駅に到着。そこから一気にダッシュです。
2.人車列車 (樺平連絡所:1994年10月)
今回も一心不乱に2時間かけて樺平まで来てしまいました。朝から飲まず食わずだったので、ここまで来ると腹が減ります。17段スイッチバックの中腹で、朝から鱒の寿司を食べてエネルギー補給です。その鱒の寿司は、前日にコンビニで買ったものですが、2日目が何ともうまい!。やがて静寂な谷底から、かすかなエンジン音が聞こえると、水谷行の一番列車がやって来ました。
3.人車列車 (樺平スイッチバック:1994年10月)
毎度のことながらカメラを覗くと、おもちゃの世界を見ている様です。ガリバーになった気分で、DLをちょっと摘まんでみたくなりますが、列車ははるかに眼下です。
4.人車列車 (樺平スイッチバック:1994年10月)
列車は樹々の隙間から、ちょろちょろ姿を見せますが、なかなか撮影のタイミングが難しく、予め撮影ポイントを決めて狙わないと、まともな写真が撮れません。この場所では2回目の撮影でしたが、初回の教訓が活かされました。
5.人車列車 (樺平スイッチバック:1994年10月)
列車はこのスイッチバックを登るのに30分ほどかかります。その間、エンジン音が山腹にこだまして、にわかににぎやかになりますが、列車はなかなか上がって来ません。カメラを覗くと、列車はまだあんなところをウロウロしています。
6.人車列車 (樺平スイッチバック:1994年10月)
樹々は青々としていますがもうすぐ10月も終わりです。この年の紅葉はまだなのか?しかし、立山砂防はすでに店じまいが始まっていました。