ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第1120話 1994年立山砂防:とうとう三度目の樺平(その3)

17段スイッチバックで待つことしばし、こんどは水谷から千寿ケ原行きの列車が下ってきました。千寿ケ原行きの列車は機関車がバック運転となりす。

 

1.資材列車 (樺平スイッチバック:1994年10月)

ところが、やって来たのは先ほど登って行った人車列車ではなく、違う編成の資材列車でした。おそらく、前日の午後に登って行った資材列車が水谷で一泊して戻ってきたものと思われます。

 

2.資材列車 (樺平スイッチバック:1994年10月)

この資材列車は2年前(第706話)の訪問時と同じ編成の様です。朝の通勤列車は折返しでこの資材列車となり、午後はこの資材列車が生活物資などを満載して水谷へ登り、その折返しが帰宅列車となるようです。

 

3.資材列車 (樺平スイッチバック:1994年10月)

千寿ケ原行きの列車も1本だけの様です。よって、この列車に集中して撮影ができますが、登り列車と同じ様な写真にならないよう、少し場所を移動しました。

 

4.資材列車 (樺平スイッチバック:1994年10月)

ここは、先程の撮影ポイントから軌道を少し登って、西側のスイッチバックが間近に見える場所です。午前中は西側のスイッチバックが順光となります。

 

5.資材列車 (樺平スイッチバック:1994年10月)

この写真を撮影していて、何となく見覚えがある構図に気付きました。だいたい撮影できる場所は限られる様で、この場所も、前回撮影したポイントでした。

 

6.資材列車 (樺平スイッチバック:1994年10月)

この角度から見ると、スイッチバックは鬱蒼とした原生林の中に埋もれている様に見えます。このスイッチバックが出来た頃の写真を見ると、スイッチバックは見通しの良い雛壇状であることが認識できますが、経年的に樹木が成長してこの様になった様です。おそらく現在は更に樹木は成長して、こんな写真は取れない状況かも知れません。