ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第1137話 1994年土佐:「よさこい」って何?(その4)

さて、二日目の高知ですが、先ずは朝から再び車庫見学です。二日連続の車庫訪問なので何事かと思われそうですが、前日は午後の訪問だったので陽の向きが異なり、逆光で撮れなかった車両が撮れると思ったからです。車庫訪問の様子は、第737話~第743話をご覧下さい。

 

1.612 (播磨屋橋:1994年8月)

ホテルは播磨屋橋のすぐ近くでした。まずは播磨屋橋付近で出庫電車の撮影です。播磨屋橋交差点は伊野・後免線と桟橋・駅前線がクロスします。この交差点には、桟橋車庫の出入庫の関係で、桟橋線と伊野・後免線との渡り線が敷設されていますが、駅前線と伊野・後免線との渡り線も敷設されています。

 

2.621 (播磨屋橋:1994年8月)

この日は、「よさこい祭り」なので、そのうちこの辺は大混雑になると思います。そうなる前に撤収しなければなりません。このあとは、早速桟橋車庫にお邪魔して撮影を済ませて、桟橋線の沿線撮影を行いました。

 

3.218 (桟橋通五丁目:1994年8月)

車庫の撮影を終えて、また、この場所に来ました。まだ朝なので、陽の向きは昨日とは逆です。桟橋通五丁目電停を車止め側から撮るとこんな感じでした。

 

4.210、218 (岸壁通:1994年8月)

こんどは桟橋線を、播磨屋橋へ歩きながら撮影です。オリジナル塗装の200形同士が並んだ渋い写真が撮れました。

 

5.910 (岸壁通~桟橋通四丁目:1994年8月)

そして、元リスボン市電の大きい方が出庫して来ました。この日は日曜日なのでこんな電車も走ります。この910は、元をただせば古い木造電車でしたが、導入に際し構体はほぼ新製となり、この時点では一番の新車と言ったところです。しかし冷房は付いておらず、側窓は全開です。

 

6.215 (岸壁通~桟橋通四丁目:1994年8月)

ここは、桟橋車庫の出入庫線の分岐手前です。この通りの左側に車庫と土佐電本社があります。はるか向こうは高知駅です。桟橋線は高知駅前まで真っすぐ3.2kmの路線です。

 

7.210 (岸壁通:1994年8月)

210は側面の青帯を省略した塗装で、何とも締まりがありません。こうなると何か広告を入れてあげたくなります。

写真からも想像できますが、この日も非常に暑い日でした。これから市街地へ向かいます。