ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第34話 1984年蒲原 加茂~村松間の晩年(その5)

11月は陽も短く、蒲原の1日もあっという間に夕方です。

 

1.夕暮れの加茂駅に佇むモハ12 (加茂:1984年11月)

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 モハ12はワンマン化されていましたが、よく見ると変わった改造を施しています。例えば、乗務員室扉ですが、これはワンマン化で設置したものです。しかしこの扉の幅が異常なほど狭い!!太った乗務員さんがいなかったのでしょうか。実際に機能していたのか?ここまでして乗務員室扉を付ける必要があったのか?

 

2.モハ41 (駒岡~狭口:1984年11月)

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夕暮れ時になると、どこからともなく煙が立ち登ります。今ではこんな光景を見ることも難しいですが、夕暮れのローカル線の撮影には欠かせないアイテムです。

 

3.モハ41 (駒岡~狭口:1984年11月)

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山間の日暮れは早く、インスタントカメラにとっては厳しくなってきました。毎度の限界撮影です。 

 

4.モハ12 (駒岡~狭口:1984年11月)

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この年の11月は上田交通蒲原鉄道を続けて訪問しましたが、いずれも天気に恵まれ、最高の成果が得られたと同時に、古い電車と地方鉄道に対する鉄道写真の新たな魅力を発見しました。また、いつまでもインスタントカメラでは思った通りの記録が残せないことを痛感し、これをきっかけに、いよいよ一眼レフを購入することになりました。

そして、三度目の蒲原訪問となった翌年3月末の村松~加茂間廃止の時は、いよいよ一眼レフデビューとなりますが、それは改めて報告します。