ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第378話 1989年津軽:みちのくの気動車を求めて(その3)

今回は津軽鉄道の沿線撮影の話題です。

しかし、雨の日の撮影ほどせつないものはありません。学生の頃は暇だったので、天気の良い日を選んで撮影に出向きましたが、社会人になると休みがもらえるだけでも有難い話で、天気などどうこう気にしている場合ではなく、雨の日は運が悪かったと諦めるしかありません。

よって、雨でしたが気合をいれて沿線を歩きました。

 

1.キハ24022 (津軽飯詰~毘沙門:1989年5月)

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 結局撮影場所は、前年と同じ毘沙門周辺となりました。雨なので陽の向きは気にせず撮影できましたが、暗くて地味な塗装はくすんでしまいました。

今回の写真はスキャナーの画像補正でめいっぱい明るくしてみましたが、根本的に露出不足でぼやけています。

 

2.DC351+オハ463+オハ331 (毘沙門~津軽飯詰:1989年5月)

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 客車列車も撮りましたが、この時雨が一段と強くなりました。背後に見えるはずの岩木山も全く見えません。

この客車列車は無理に客車でなくても良いと思いますが、一応津軽鉄道の看板列車として夏場も走りました。

 

3.キハ24022 (毘沙門~津軽飯詰:1989年5月)

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 この写真は、一瞬岩木山がかすかに見えた時に撮ったものですが、見えるでしょうか?

やはり天気が良くないと、撮影の意味もありません。

 

4.キハ24026+キハ24025 (毘沙門~津軽飯詰:1989年5月)

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 花見客輸送は空振りのようですが、2連が運行されていました。

写真は元国鉄キハ11形のコンビです。この2両の在籍期間は短く、翌年にはJRからキハ22形が2両譲受されて廃車となりました。

 

5.キハ24023+キハ24021 (毘沙門~津軽飯詰:1989年5月)

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 オリジナルのキハ24000形2連もやって来ました。

写真には、雨の中保線員の方が巡視点検している様子が写っています。今日は雨ですが、これが冬だったら大変です。なにしろこの辺りは、地吹雪の本場です。

 

6.キハ24025+キハ24026 (津軽飯詰~毘沙門:1989年5月)

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 まだ午前9時前ですが、天気は回復せず、一通り列車も撮影したので、この日はこれから小坂に向かいました。