そして、ついに青ガエルの登場です。
これを青ガエルと言って良いものか?擬態したつもりでしょうが、素性は明らかです。
1.デハ5001+クハ5051 (下之郷:1986年8月)
私にとっては興味のない車両ですが、仕方なく撮影です。
この擬態青ガエルは、導入時はこんな色でしたが、後にクリーム色の部分が薄い黄緑色に変更されて、やや青ガエルっぽくなります。
2.5000系 (下之郷:1986年8月)
別所線の昇圧は10月ですが、8月なのにもう新車?が揃っていました。どうやら夜間には1500Vに切替て試運転をやっていた様です。
サイドのエンブレムはなんと東急のパンツマークですが、上田交通は東急グループです。そう言えば、平面ガエルのクハ290形もパンツマークを付けていました。
3.クハ5053、クハ5054 (下之郷:1986年8月)
下之郷には1500V用の新しい車庫が完成していました。ここには旧型車の姿はありません。 ついさっきまで見ていた上田原の車庫とは別世界です。これが新しい別所線です。しかし車両はけっして新しくはありません。
4.デハ5004、デハ5003 (下之郷:1986年8月)
それにしても、長野電鉄、上田交通、松本電鉄と、長野県下の私鉄は一挙に青ガエルに占拠されてしまいました。これ以降、東急電鉄の中古車払い下げ攻撃が激化し、現在に至ります。
5.デハ5201+クハ5251、元東急5000系 (上田:1986年8月)
そして上田駅の構内には、湯たんぽ電車の元東急5200系もいました。
右の青ガエルは、部品確保用の様です。
結局、5000系2連4本と5200系2連1本が、別所線の新しい陣容となりました。
6.デハ5002+クハ5251 (上田:1986年8月)
この青ガエルと湯たんぽは、1993年まで活躍し、その後は元東急の7200系に置き換えられますが、デハ5001は東急電鉄に、デハ5201は東急車輛(現 総合車両製作所)にそれぞれ里帰りしました。
ところで、これらの転入車を目の当たりにし、いよいよ世代交代であることを実感しました。