ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第399話 1988年江ノ島:ぶらり鎌倉

1988年11月のある日、天気が良かったので1年半ぶりに江ノ電を見に行きました。

のんびり鎌倉あたりをブラブラしようかと思っていたら、とんでもない混雑で帰ろうかと思うくらいでした。江ノ電にいたっては、いきなり鎌倉駅の入場制限で長蛇の列!!皆さんどこへ行くのか?長谷あたりなら並んでいるうちに歩けますよと、誰か言ってあげればよいのに!!

しかし、横須賀線15両編成の大半の乗客が鎌倉で下車して、2両連接の江ノ電に乗り切れるわけがありません。江ノ電のキャパの小ささに絶句です。

私は諦めが速いので、とっとと歩きました。

 

1.デハ501、デハ302他 (極楽寺:1988年11月)

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 ブラブラ歩けば、あっという間に極楽寺です。

この日江ノ電はめちゃくちゃ混んでいましたが、車庫には結構車両が居ました。恐らく予定外の混雑だったのでしょう。そう簡単に車両の運用は変えられません。

 

2.デハ1502+デハ1552 (稲村ケ崎極楽寺:1988年11月)

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 そして本線撮影開始です。初っ端はいきなり最新のカルダン車が来ました。私にとっては、どーでも良い車両なので仕方なく撮りましたが、こんな塗装もあったという証拠写真です。

この日は連結相手がいなかったのか、大混雑にもかかわらずヒンシュクの2両運転でした。

 

3.デハ303+デハ353-デハ306+デハ356 (七里ヶ浜稲村ケ崎:1988年11月)

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 陽の向きを考えて、七里ヶ浜方面に移動しました。

今度は4連の登場です。しかし、残念ですがこれでも輸送力は全く足りません。

ところで、ここはいつもの撮影場所ですが、いつの間にか線路と道路の間にフェンスが設置されてしまい、列車の足回りが撮れなくなっていました。この場所は裏通りなので車が非常に少なく、絶好の撮影場所なのですが、これでは撮影になりません。江ノ電も徐々に撮影環境が厳しくなってきました。

 

4.デハ305+デハ355-デハ304+デハ354 (七里ヶ浜稲村ケ崎:1988年11月)

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 すぐに反対方向の列車が来るので、仕方なくここでもう1枚撮影です。

 

5.デハ301+デハ351 (七里ヶ浜稲村ケ崎:1988年11月)

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 デハ1500形が来るのかと思い適当に構えていたら、エッ!デハ301編成が来ました。これはもったいないことをしました。この日は入庫車が多く、連結相手がいなかったのでしょうか、この列車もジリ貧の2連です。

 

6.デハ601+デハ651 (七里ヶ浜稲村ケ崎:1988年11月)

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玉電だったデハ601編成は相棒のデハ602編成が先に廃車となったので、連結相手がいない困った2両ですが、デハ300形よりは輸送力がやや大きく、辛うじて貢献していました。しかし、江ノ電唯一となった連結車はなかなか馴染めず、廃車候補に上がってしまいました。
 

7.デハ651+デハ601 (湘南海岸公園鵠沼:1988年11月)

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 結局この日は、江ノ電に一度も乗らず、ブラブラと藤沢まで歩いてしまいました。全線10kmくらいなら、なんてことありません。みなさん歩きましょう。