越前竹原付近でブラブラと撮影を続けていましたが、とうとう雨が降り始めました。撮影時の雨ほどせつないものはありません。なんでこんな日に撮影をしなければならないのか?しかも阪神電車崩れを。自問自答をしながら畦道で傘を差しながらカメラを構えます。
1.モハ2115 (山王~越前竹原:1994年5月)
きっと、電車の運転士さんも私の姿を見て、なぜこんな日に?と、思っているはずですが、他に行く場所がないからです。
2.モハ2115 (越前竹原~小舟渡:1994年5月)
雨は本降りとなり、撮影を一時中断したいのですが、この辺りには一服できるカフェやファストフード店がありません。仕方なく同じ場所を行ったり来たりしましたが、ため息しか出ません。
3.モハ2115 (越前竹原~山王:1994年5月)
雨の中、田植えをする人がいました。この日は休日でしたが、ご苦労なことです。なんだか励みになりました。やって来たのはモハ2115です。この電車は勝山寄りの顔が増設した非貫通面を貫通化した、少し変な顔でした。
4.モハ1102 (山王~越前竹原:1994年5月)
雨のピークが過ぎた頃、モハ1102がやってきました。しかし、この日は天気の回復は見込めず、そろそろ撤収です。
5.モハ2201 (越前竹原~山王:1994年5月)
ところで、この時撮影した他の画像データを改めて見ていて、とんでもない写真を見つけました。それが、この写真ですが、よく見ると電車の屋根に何か乗っています。
6.写真5の拡大
どう見ても、「人」です。インドの通勤電車を真似たのか?いやいや、どうやら無賃乗車の様です。無賃乗車は犯罪行為ですが、この場合はそれ以前に危険行為です。見た感じヒューズ箱にしがみついている様ですが、架線やパンタに触れたら一発感電です。撮影時には全く気づきませんでしたが、この人は、いったいどこでどうやって屋根に上がったのか?そして、この人はどこまで乗ったのか?恐らく、無事だったのでしょうが、これは犯罪です。そして、こんな危険行為は絶対にやめましょう。
さて、そんな無賃乗車の事など全く気づかず、この日は撤収しましたが、翌日は朝から晴天となり、朝から2連を追い掛けました。その様子は別途お伝えします。