もう2ヵ月少々で野上電鉄は廃止となります。この頃はまだ、さよならムードではありませんでしたが、車両は必要以上の手入れはされていない様でした。そして、車内や車庫内の撮影は禁止となり、なんだか険悪なムードでした。
1.モハ26+モハ25 (北山:1994年1月)
朝ラッシュ最後の2連が日方に戻って行きました。これから単行の2列車運用となります。まあ、2連も撮れたので、もう1本撮ってぼちぼち帰ることにしました。
2.モハ27 (野上中:1994年1月)
どうせ、またデ11とデ13の2両が終日運用かと思っていたら、モハ27がやって来ました。これでこの日は、アーモンドチョコ以外の元阪神電車を全て走行撮影できました。
3.モハ27 (北山~野上中:1994年1月)
モハ27は、モハ25,26と同じ元阪神モハ701形の車体流用車ですが、モハ25,26よりも5年ほど遅れて、1960年に野上に移籍しました。
せっかくのモハ27なので、この日はもう1本戻りのモハ27を撮ることにしました。
4.デ11 (北山:1994年1月)
モハ27と紀伊野上で交換して来たのはデ11です。この電車もかなり年季が入った様に見えますが、実態は汚れと錆でした。すでにこの電車の実家である富山地鉄には同形の車両は存在せず、野上の3両が現役の貴重な生き残りでしたが、これもあと2ヵ月です。
5.デ11 (北山:1994年1月)
木造の北山駅がなかなかいい味を出しています。ここもかつては有人の交換駅だったようです。
6.デ11 (北山:1994年1月)
この元富山地鉄の3兄弟はよく働いていました。一度くらいは3連運転を見てみたかったですが、それは叶いませんでした。
7.モハ27 (北山~野上中:1994年1月)
おそらく来月になると、お名残りで乗客や同好者が増えると思われました。私はお祭り騒ぎが好きではないので、もう落ち着いて撮影ができるのはこれが最後と感じていました。