徐々にローカル線にも新しい車両が導入され、古いボロい車両を追い掛けていた私にとっては、趣味的に厳しい状況となってきました。趣味を継続するためには、新しい車両を受け入れなければなりませんが、なかなか前向きにはなれません。
1.KR500形 (四箇村~常陸小川:1993年5月)
しかし、ネタの確保のため、誠に不本意ですが、この様な車両の撮影が増えて行きます。さて、この場所も飽きてきたので、常陸小川の方へ移動です。
ここは、常陸小川駅の少し先です。このあたりは丘陵地帯を抜けて平野部となります。キハ602がやってきました。繰り返しになりますが、どうもこの塗装は似合いません。
道産子の湘南型で1両だけ残ったキハ714はなぜか旧塗装でしたが、このキハ600形こそ旧塗装であるべきです。
KR500形は4両となり、鉾田方面への運用にも入っていました。よって、余剰となった道産子の湘南型気動車であるキハ711~713,715が廃車となり、いよいよ鹿島鉄道も面白くなくなりました。
その後も心配だったのは、KR500形の更なる増備でした。在来車もキハ714を除きワンマン化されていましたが、この時点では非冷房車だったので、いずれはKR500形に置き換わるだろうと思われました。
6.KR503 (常陸小川:1993年5月)
しかし、この車両の導入により鹿島鉄道はかなりイメージチェンジが図れたと思います。関東鉄道時代ですら新車の導入は見送られ続け、鹿島参宮鉄道時代のキハ201以来、実に53年ぶりの新造気動車でした。
7.キハ431、キハ712、キハ714他 (石岡機関区:1993年5月)
この頃の石岡機関区の様子です。キハ712など廃車になった車両がまだいました。一番右のキハ714だけが唯一残った道産子の湘南型ですが、どれもまだ現役車両の様に見えます。左の新塗装となった、能面の様なキハ431は当分安泰の様ですが、やはりこの塗装はなんとかして欲しい。