ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第1054話 1995年名鉄(揖斐):10年目の趣味の糧(その2)

モ510形はなかなか現れませんが、名岐・愛電のコンビがやって来ました。以前は3連だった朝の運用は、いつの間にか2連になりましたが、それでも輸送力列車として、貴重な存在でした。

 

1.モ704+ク2327 (旦ノ島~尻毛:1995年11月)

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モ700形は基本的にモ750形と同形車両ですが、モ750形との相違は2連用のため片運でワンマン化されておらず、外観もバックミラーがなく、より原形に近い姿です。

 

2.モ704+ク2327 (旦ノ島~尻毛:1995年11月)

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この時点で残っていた旧型車は以下の通りです。

※モ700形:703,704

※モ750形(全車ワンマンカー):751,752,754,755,758,759

※ク2320形:2323,2325,2326,2327

※モ510形:512,513,514

 

3.モ752 (旦ノ島~尻毛:1995年11月)

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モ750形は6両もいましたが、揖斐線端末区間黒野~本揖斐間)と谷汲線黒野~谷汲間)専属配置されていました。

 

4.モ770形2連接車 (旦ノ島~尻毛:1995年11月)

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そして、モ770形は4編成のまま増備はストップしていました。モ770形が増備されない理由は恐らく輸送力不足と末端線区の電力事情にあった様ですが、この2年後には新系列のVVVF車であるモ780形が登場して、揖斐線LRT化が図られます。

 

5.モ770形2連接車 (旦ノ島~尻毛:1995年11月)

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しかし、端末線区はモ770形が入線できないほど電力事情が悪かったとは、この先どうなることか?この時点では、そのうちき電設備を更新するだろうと思っていましたが、良からぬ方向に進んで行きます。

 

6.モ703+ク2326 (旦ノ島~尻毛:1995年11月)

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この日2本目の名岐・愛電のコンビが来ました。後ろのクハ2326は高運転台改造車です。この名岐・愛電のコンビは、新車のモ780形が登場した1997年に入れ替わりで廃車となりました。