ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第1078話 1994年富山地鉄:立山参りの副産物(その4)

この日の富山平野は一日中穏やかな秋晴れとなり、結局夕方まで立山線の下段~釜ヶ淵間で撮影を続けました。

 

1.モハ10026+モハ10025 (釜ヶ淵~下段:1994年10月)

この日は、もう何度もこの10020系を撮影しましたが、意外とラッキーだったのかも知れません。

 

2.モハ10034+モハ10033 (釜ヶ淵~下段:1994年10月)

京阪特急色の10030系がやって来ました。この日初めて京阪特急の登場です。この電車は現在も地鉄で活躍していますが、地鉄に移籍してもう30年が経ちました。京阪には新製から20年ほど在籍していましたが、気が付けば地鉄に来てからの方がはるかに長くなりました。この電車のこの先の動向が気になります。

 

3.モハ14761+モハ14762 (下段~釜ヶ淵:1994年10月)

平野部は晴れていますが、立山方向はやはり曇り空です。この日は立山砂防に行かなくて正解でした。もしかしたら、もう雪が降ったかも・・・。もうそんな季節でした。

 

4.モハ14762+モハ14761 (釜ヶ淵~下段:1994年10月)

山は曇って全く見えませんが、列車には西陽が眩しいほど当たっています。夏なら、あと2時間くらいは撮影できますが、この時期の西陽はあっと言う間に暮れて行きます。

 

5.モハ14767+モハ14768+クハ175 (下段~釜ヶ淵:1994年10月)

混色3連が戻って来ました。この日の観光客輸送はこれで終わりの様です。枯れススキがいかにも晩秋の哀愁をそそります。

 

6.モハ14773+モハ14774 (下段~釜ヶ淵:1994年10月)

だいぶ陽が傾いて来ました。この日は4連やJRからの乗り入れ列車は走りませんでした。立山宇奈月も観光地ですが、そろそろ観光シーズンも終わりです。ちなみにアルペンルート黒部峡谷鉄道も11月には店じまいです。そして立山砂防も間もなく冬眠に入ります。

 

7.モハ14774+モハ14773 (釜ヶ淵~下段:1994年10月)

久々に腰を据えて地鉄の撮影ができました。これも立山砂防のお陰です。ところで、すでに地鉄には古い車両は存在しません。もう私の趣味の範疇から外れた存在ですが、この車両がこの塗装で走っているうちは、富山地鉄と縁が続きそうに感じました。