さて、今回は緑色のイモムシではなく、もう少し前の赤いイモムシの頃の写真があったので、その頃の他の車両と合わせて少々お伝えします。これらの写真も、揖斐・谷汲線へモ510形を撮影に出向いた途上で偶然撮ったものです。よって、まともな写真ではありませんのでご了承願います。
1.モ5503+モ5554+モ5553+モ5504 (犬山:1991年5月)
まずは、5500系ですが、この電車は細目になる前のカッコ良かった頃の名鉄電車です。いわゆる大衆電車として、国内で初めて冷房装置を搭載した画期的な車両です。この電車の登場後にいよいよ7000系パノラマカーの登場となり、5500系の影が薄れてしまいましたが、私は5500系派です。
2.ク2741+モ3741 (日比野:1991年9月)
ここは、津島線の日比野です。ここに3730系が留置されていました。この頃の名鉄支線には、まだまだ沢山のHL車が存在していましたが、この風貌では、わざわざ撮影する気にもなりませんでした。しかし、なぜか1枚だけ撮っていました。
3.キハ8200系5連 (日比野:1991年9月)
その日比野の反対側の側線には、偶然キハ8200系の廃車留置がありました。キハ8200系は高山本線に乗り入れていた特急北アルプス用の車両でした。臨時で富山地鉄の立山、宇奈月温泉にも直通していた優雅な時代の車両です。この写真は、ちょうど新車のキハ8500系に置き換わった頃でした。
4.ク2401+モ3401+3800系2連 (切通:1988年12月)
赤い頃のイモムシです。この頃はすでにこの2両しか存在していませんでした。偶然、新岐阜で見かけたので、先回りして切通で撮影したものです。もう夕刻で露出が非常に厳しい撮影となりました。
5.モ813+7300系2連 (犬山:1988年12月)
これは犬山で撮った、モ3500形から編入のモ813です。名古屋本線直通の東岡崎行普通列車ですが、この頃のAL車は平然と名古屋あたりも走っていました。まあ、この頃は名鉄の他でも、まだ吊掛車を保有する大手私鉄は結構あったので、驚くことはありませんでしたが、やはり貴重な存在になっていました。
6.モ3826+ク2826 (犬山:1988年12月)
犬山には新旧様々な電車が出入りしていました。1990年頃までは、3800系や3850系などのAL車がまだたくさんいました。しかし、油断してしまい、まともな写真が全くありません。
7.ク2827+モ3827+7300系2連 (犬山:1988年12月)
この頃は恐らく、犬山駅に一日居れば、名鉄電車のほとんどを撮影できたのではないかと思います。しかし、名鉄本線の古い車両のことなど全く眼中になかったことが後悔されます。あれから30年が経ち、初期のSR車も消滅し、現在はどんな電車が走っているのか、さっぱりわかりません。多分、6000系あたりが追われる頃なのでしょうが、さすがに6000系を追い掛ける気はありません。