ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第1110話 1995年津軽:綺麗な桜と煤けた気動車

久々の津軽鉄道です。前回の訪問は1989年のGWでした。その時の様子は第376話 ~第378話をご覧下さい。今回は1995年のGWですが、前回から6年のブランクがあり、その間の津軽鉄道は元国鉄キハ11形だったキハ24025,24026が廃車となり、代わってJR東からキハ22形を譲受してキハ22027,22028,22029が新たに活躍していました。

 

1.キハ24021+キハ24022 (芦野公園:1995年5月)

さて、GWの津軽と言えば芦野公園の桜です。この時もベストタイミングで久々に素晴らしい写真が撮れると期待しましたが、無情の雨でした。しかし、ご覧の通り雨を払拭するほど満開な桜でした。

 

2.キハ24024+キハ24000形 (芦野公園:1995年5月)

普段は単行の列車も、この日は花見輸送なので2連です。何とか雨も上がったようで、徐々に人出も増えてきた様です。

 

3.キハ22028+キハ24000形+キハ24000形 (芦野公園:1995年5月)

オヤッ、この列車は3連です。花見輸送はあるだけの車両が運用されます。しかし、客車列車が現れません!機関車の調子が悪いのか?機関車もかなり老朽化している様ですが、気動車だって同じです。改めて見ると気動車も相当くたびれています。そして、綺麗な桜とは対照的に汚れています。

 

4.キハ24022+キハ24021 (芦野公園:1995年5月)

津軽鉄道オリジナルのキハ24000形がやってきました。この車両は多少綺麗な様でしたが、塗装のせいか、綺麗なのか汚れているのかよくわかりません。

 

5.キハ24021+キハ24022 (芦野公園:1995年5月)

少し陽が差しました。満開の桜が一段と映えます。酔っ払いもチラホラ、花見客も盛り上がっていました。踏切には津軽鉄道の職員さんの姿が見えます。酔っ払いが線路に入らない様に見張っているのでしょうか?

 

6.キハ24023 (芦野公園:1995年5月)

花見客輸送は一段落したようで、列車も単行になりました。結局、客車列車は来ませんでした。先程の3連の気動車がその代わりだったのでしょうか?

 

7.キハ24023 (芦野公園:1995年5月)

芦野公園駅は、桜に囲まれた芦野公園の中程にありました。普段は利用する人もほとんどいないのではないかと思いますが、この日は1年分を稼ぐ?かき入れ時です。地方鉄道にはこういう日がないとやってられません。