ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

号外2024.01.01:令和6年

明けましておめでとうございます。

令和6年です。いつもご笑読頂きまして、誠にありがとうございます。そして、本年も当ブログを宜しくお願い致します。

ところで、私事ですが昨年は還暦を迎えまして、自由人になろうと意気込んでいましたが、結局、自由人にはなり切れず、もうしばらく真面目に働くことにしました。なかなか自由にさせてもらえませんが、元気なら年金を貰うまで働くのが無難な様です。

 

1.元流山電気鉄道サハ31

さて、今回の号外は新年早々、私が大好きな古い気動車ネタです。久々にTXに乗って流山へ行ってきました。流山には元流山鉄道のガソリンカー崩れの客車が保存されていることを、以前から知っていましたが、まだ現物を見たことがなく、年末に思い切って見に行きました。

 

2.元流山電気鉄道サハ31

ここは、流山市の流山総合運動公園です。TXの流山セントラルパーク駅から徒歩10分程の場所です。ここにガソリンカー崩れの元流山電気鉄道サハ31がいました。

 

3.元流山電気鉄道サハ31(説明板)

サハ31の気動車時代からの略歴が書かれた説明板がありました。なんと、白土貞夫さんの監修なんですね!!。白土貞夫さんと言えば、MR LIBRARY 233,234に、「流鉄」を執筆されていますが、その記載にはサハ31の詳細や貴重な写真も掲載されています。

この車両は紛れもなく元ガソリン動車です。説明板の車両諸元は気動車時代の内容ですが、機関種類の・・・34.5kWとは、フォードBB型エンジンの出力のことです。私などは義務教育でSI単位系を学びましたが、社会人になってから工学単位系に矯正されて現在に至ります。SI単位系が義務化されたとは言え、エンジン出力の「kW」は、どうも馴染みません。やはり「馬力」でしょう。ちなみに、気動車のエンジン出力は、私の時代は仏馬力の「PS」です。よって、34.5kW=46HP=47PS(1kW=1.36PS)です。現在3セクの軽快気動車で使用されているDMF13HZは330PSですが、キハ31のフォードBB型は実に1/7の馬力です。キハ31は守ってあげたくなるほど華奢な気動車だったと言うことです。

 

4.元流山電気鉄道サハ31

まあ、見るからに華奢な車両です。これでも客車化後に車体を延長して容量を大きくしたそうですが、車体は軽便車両並みです。

 

5.元流山電気鉄道サハ31

年季の入った外板にはリベットがビッシリ!!こんな半鋼製車両はもう走っていませんし、保存車両と言えども数えるほどしか存在しません。

 

6.元流山電気鉄道サハ31

この車両の気動車時代は、馬橋寄りの車端に荷台が付いたバケットカーでした。客車化後に荷台部分に車体を延長して現在の姿になりましたが、その改造はドア間に窓を一つ追加したものです。この写真の車側を見ると、手前ドアの奥側(戸袋)の窓のウインドヘッダーが継ぎ足されている様なので、この窓の部分が追加された様にも見えますが、いかがなものでしょうか?

 

7.元流山電気鉄道サハ31

台車はこれまた華奢な枠組み台車です。フォードBB型エンジン相当の台車と言うことです。

 

8.元流山電気鉄道サハ31

サハ31の保存状態は屋根付きの展示となっており大変良好ですが、なにぶん古い車両なのでかなりくたびれています。でも、ボランティアの方々のご尽力によって、大切に整備されていることが、よくわかりました。まったく有難いことです。

 

9.現在の流鉄

最後は、ちょっと歩いて本家流鉄の現在です。すでに車両は元西武新101系に統一され、相変わらず派手な塗装が売りの様ですが、TX開業により打撃を受けて可哀そうな状況です。

流鉄は、かつて私がローカル線巡りをしていた頃から、かなり状況が変わってしまった様です。これは流鉄ばかりではなく、全国的にもローカル線が危機的な状況です。だからと言って、私に何かできるわけではありませんが、今後は時間が許せば、現存するローカル線の現状を見聞して行きたいと思っています。