ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第1132話 1995年蒲原:路線短縮から10年(その2)

今泉から直線の県道を延々と3km歩いて、ようやく村松に辿り着きました。その間は列車を撮影する良い場所もありませんでした。

 

1.モハ31 (村松~今泉:1995年10月)

ちょうどやって来た村松行きのモハ31は、村松車庫の手前で撮影です。ところで、モハ31は、前回訪問時の1991年当時、強烈な青い「お魚電車」でした。あの時は愕然としましたが、元に戻ってなによりです。「お魚電車」の様子は第699話をご覧下さい。

 

2.モハ31 (村松~今泉:1995年10月)

さて、ここからは1年半ぶりの村松車庫です。まずは、五泉行きのモハ31を見送ってから車庫内散策です。

 

3.モハ41 (村松:1995年10月)

この日は、モハ31の相棒であるモハ41はお休みの様です。この当時は、モハ31とモハ41が主力車でしたが、この車両も結構年季が入っており、そろそろ代替車両の話題が上がってもよさそうなものですが、この頃の蒲原鉄道は全くと言っていいほど話題がありませんでした。話題がないと言うよりも、鉄道業界から存在自体が忘れられたような感じでした。

 

4.モハ71、モハ12(保管車) (村松:1995年10月)

留置線にはラッシュ用のモハ71(左)と運用離脱から10年を迎えたモハ12(右)が、いつもの様に鎮座しています。モハ12は保存目的で保管されていましたが、そろそろ痛みが顕著になっていました。モハ12の後ろにはMCが見えますが、MCを使用する際はモハ12を一旦引っ張り出さないとMCが出て来れません。もしかして、時々モハ12を動かしているのかも・・・。

 

5.モハ71+クハ10 (村松:1995年10月)

モハ71は、ラッシュ時の2連用にクハ10とコンビを組んでいました。平日の朝だけしか走りません。お気楽な余生です。

 

6.モハ61 (村松:1995年10月)

モハ61は完全に予備車になってしまった様ですが、やはりこの路線に電車4両は過剰です。しかし、しっかり整備されている様で状態は大変良好でした。

 

7.モハ11 (村松郷土資料館:1995年10月)

そして、ご近所に保存されているモハ11です。その後、この車両には屋根が設けられたそうで現存しています。モハ11は旧デ11形を前身とする3兄弟では唯一幸せな車両です。末永く保存頂きたいです。