ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第1001話 番外編:1000回を顧みる(その2)

続いて当ブログの1000回を顧みます。今回も当ブログから反響があった話題をピックアップしてみました。

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④ ヒロ電ボロ電の頃:第90~98話

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当ブログにおいて路面電車ネタは、はっきり言って人気がありません。私自身があまり路面電車に興味がないせいなのか、ブログの内容に誠意が見られないことが原因なのでしょうか?。しかし、昭和50年代のまだボロかった頃の広電ネタはなぜか反響があった様です。その頃の広電はちょうど宮島線の高床車に代わる市内線直通用の3連接車の導入や、お付き合いで預かった軽快電車など、それなりに話題はありましたが、当時はあまり鉄道誌には取り上げられず、それが今となっては逆に新鮮な話題になったのかも知れません。ところで、現在も広電には神戸や大阪の古い路面電車が健在の様です。路面電車の博物館と言われた広電の意地を感じますが、この様な取り組みには、まったく頭が下がります。

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・・・・で、軽快電車(3500形)はどうなったのでしょうか?もう導入から43年になりますが、古典的な電車と違い、ブラックボックスの軽快電車は逆に手に負えない存在なのかも。当初から厄介な車両の様でしたが、ずーっと宮島競艇の無料ギャンブル電車として活躍し、もう日本船舶振興会にも義理は果たせたはずです。この先、生き延びる術は臓物の一式更新(VVVF化?)しかなさそうですが、そこまでして延命を図るのは無理がありそうです。そろそろ、新系列路面電車の先駆けとしての労をねぎらって、広島の交通科学館あたりに保存して頂けないかと思う今日この頃です。

 

⑤ 北海道のローカル線:第278~283話ほか

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この話題は、貧乏学生の単なる放浪記でした。今から40~50年程前の若者たちは、なぜか北海道を目指しました。そこに何があるわけでもありませんが、私の場合はそこにローカル線がありました。

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ちょうど国鉄ローカル線の大規模な廃止が具体化した頃、暇だった貧乏学生の私は、バイト代をはたいて購入した北海道周遊券なる水戸黄門の印籠に匹敵する武器を持ち、最果てを目指しました。この周遊券を持って、夜行列車で寝泊まりしていた人が結構いましたが私もその一人です。当時は私と同じような貧乏旅行をしていた人が少なくありませんでした。この話題は恐らく、そういった方々に支持を頂いたものと思われます。

 

⑥ トロッコネタ:第83~85話ほか

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ロッコと言ってもピンキリです。例えば、立山砂防軌道はあまりにも有名ですが、これ以外にも、太平洋炭鉱、越戸鉱山、東金商店街の商店トロ・・・など。

そもそも、これらのトロッコネタは、40年程前の「レールマガジン誌」に連載されたトロッコを興味本位で見に行ったことがきっかけでしたが、当時の鉄道趣味においてトロッコ趣味は、まだ変態的な位置づけでした。よって、これらの記録は、封印されていましたが、その記録を葬るわけにもいかないので、本ブログに便乗させて頂きました。ところが、意外にもマニアックな方々にウケた様です。

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最近はようやく人前でも堂々とトロッコ趣味を語れるようになり、このネタが陽の目を見ることになりました。良い時代になったのか?しかし、気が付けばトロッコ自体がもう過去のものとなり、ほとんど存在しません。結局、つまらない時代になりました。

 

⑦ 趣味の鉄道模型:第100~101話ほか

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ちょっと古いTMSを転載させて頂きましたが、私の撮り鉄趣味は、もとを正せば鉄道模型製作の一環でした。模型製作はもう20年以上手離れしていますが、この20年の歳月は模型の常識を変えてしまいました。それはマイナーなジャンルであった軽便鉄道が一般大衆化されて、想定もしていなかった1形式1両の車両模型がどんどん商品化されている事実です。もう、時間と労力を掛けて真鍮板を切った貼ったする時代ではなくなってしまいました。そんな時代に、何十年も前に労力を無駄使いしたスクラッチビルトをあえてブログに投稿したわけですが、これも同世代の方から共感を頂きました。

 

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改めて思うのですが、本ブログでは本編の地方鉄道ネタよりも番外編や号外の方が反響がある様です。しかし、今回取り上げた話題以外にも、かつての山陽路の非電化私鉄や和歌山、新潟の今は亡き地方鉄道ネタなど、ピンポイントで反響がありました。さて、今後ですが、しばらくは今まで通りの内容で進めさせて頂くつもりです。しかし、いよいよ古い車両のネタが切れてきました。記録の延長上に新しい車両の登場も増えると思います。そして自身の老朽化も無視できない現実です。少々ペースを下げたいと思う今日この頃ですが、ネタが尽きるか、私がくたばるまで、ブログは続くと思いますので、引き続き宜しくお願い致します。  以上