南部縦貫鉄道が休止となる1997年のGWに現地に向かいました。その時の様子は、第1172話~第1174話でもお伝えしましたが、今回はその続きの撮影2日目です。
1.キハ102 (西千曳~野辺地:1997年4月)
この前日は坪川から西千曳まで歩きながら午後の列車を撮影して、野辺地のビジネス旅館に泊まりました。そして、2日目は野辺地行の始発を撮影するため、禁断の路線バスで再び西千曳へ先回りしました。
2.キハ102 (西千曳~野辺地:1997年4月)
さすがにGWと言うことで、大勢の同好者が詰めかけ、前日は続行列車が運行されるほどの混雑ぶりでした。しかし、この日の始発列車は続行がありませんでした。よって、写真のレールバスはギュウギュウ詰めで、はち切れそうです。なんとも皮肉な輸送力不足です。
3.キハ102 (西千曳~野辺地:1997年4月)
今度は、七戸行の1番列車を旧西千曳駅で俯瞰撮影です。この列車も超満員でした。やはり続行運転をしないと厳しそうです。次の列車は恐らく続行運転となるでしょう。
4.キハ102 (西千曳~野辺地:1997年4月)
ところで、レールバスの横には長いプラットホームらしきものが写っていますが、これは旧西千曳駅のプラットホームです。南部縦貫鉄道は開業当初、東北本線の千曳駅が起点でした。その頃はこの写真に写るプラットホームが千曳駅でした。やがて1968年8月に東北本線のルート変更で、この千曳~野辺地間が廃止されて、それを南部縦貫鉄道が借用することになり、それ以来、ここが南部縦貫鉄道の西千曳駅となり、南部縦貫鉄道の起点は野辺地に移りました。
5.キハ102 (西千曳~野辺地:1997年4月)
この長いプラットホームは、南部縦貫鉄道の西千曳駅となって、しばらく使用されましたが、1986年に、少し七戸寄りに新しい西千曳駅が開設され、その後はこの長いプラットホームは使用されなくなりました。
6.キハ102 (西千曳~野辺地:1997年4月)
さて、この日は前日とは逆に、西千曳から坪方面に歩いて撮影を行いました。前日もそうでしたが、意外と沿線を歩いている同好者はいませんでした。