ローカル線の回顧録

1970年代後半から2000年頃までのローカル線の記録

第1350話 1996年茨城交通:イベント後の静寂(その2)

引続き茨城交通湊線の話題ですが、今回は沿線撮影の様子です。五月晴れの穏やかな日でした。毎度の中根へ向かいました。

 

1.キハ2005 (金上~中根:1996年5月)

実は、この日の午前中は湊線のイベントで旧国鉄気動車色のキハ11形が走りました。私はイベントが好きじゃありませんが、この日は珍しくイベント列車の撮影をしていました。その時の様子は、第1245話~第1248話をご覧ください。

 

2.キハ223 (金上~中根:1996年5月)

しかし、イベントは同好者や同好者なのかよくわからない方々も大勢集まり、やはりお祭り騒ぎだったので、正直うんざりでしたが、イベントが終わってしまったら、あっという間に皆さんいなくなってしまい、こんどは落ち着いて撮影できる状況になりました。

 

3.キハ223 (金上~中根:1996年5月)

イベント列車はちょうど昼頃の運行だったので、光線状態がトップライトで良くありませんでしたが、夕方になると光線状態も良くなり、なにより、お邪魔な人もおらず、待った甲斐がありました。

 

4.キハ3710-01 (金上~中根:1996年5月)

しかし、やって来たのは道産子気動車ばかりではなくNDCでした。この時点でこのNDCは唯一の新造車だったので秘蔵子的存在でしたが、車庫に置いておく理由はありません。

 

5.キハ3710-01 (金上~中根:1996年5月)

このNDCは、ケハ601が新製投入されてから実に35年ぶりの新製車です。そのケハ601も1991年には廃車となり、久しく新車に縁がなかった茨城交通でした。

 

6.キハ3710-01 (金上~中根:1996年5月)

そう言えば、この付近でケハ601の走行を撮影したことがありました。その時の様子は、第224話をご覧ください。ケハ601の撮影時は武者震いするほど気合を入れて撮った記憶がありますが、このNDCでは感動も何もなく、どうも気合が入りません。

 

7.キハ3710-01 (金上~中根:1996年5月)

ケハ601の撮影から9年が経過していましたが、まわりの風景はほとんど変わっていません。変ったのは、ここを走る気動車でした。